テレビ寺子屋

尾木直樹さん◆
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会場/大須賀町中央公民館

講師/教育評論家 尾木直樹

第1326回 「子どもは なぜ勉強しなくなったのか?」

みなさんは、マスコミや先生たちの間で学力低下が問題になっていることはご存知ですか?実際には、上がってはいませんね。多少下がっているかもしれませんが、国際比較調査を見ても日本の学力は依然としてトップクラスにあります。

大騒ぎするほどのことではないと私は思っています。

問題なのは、子どもたちの学習意欲のところなんです。

国際比較調査でも学習意欲の面では日本は最下位クラスです。

実際、子どもたちは勉強しなくなっているんです。

ある自治体では1965年から5年おきに地域の子どもたちに対して「もっと勉強したいですか?」というアンケート調査を行っています。1965年には65%の子どもたちが「もっと勉強したい」と答えたのに対して、2000年には24%に減っています。この自治体では調査ごとにその数字は減っています。また子どもたちが家庭で勉強する時間数も減っています。

さらに、国際的には、日本、アメリカ、中国の中学生にそれぞれ「四年制大学・大学院修士課程・大学院博士課程のうちどこまで行きたいか」という調査を行いました。そこにも日本の子どもたちの学習意欲について驚くべき結果が出ています。

子どもたちは、なぜ勉強しなくなったのか。そこには、私たち親が経験してこなかった今の子どもたちが抱える問題があります。

★講師紹介
早稲田大学卒業後、中学、高校教師、東京大学講師としてユニークで独創的な教育実践をする。現在臨床教育研究所「虹」所長。“子育てと教育は愛とロマン”“学校は安心と失敗の成長砦”が信条。

☆番組で紹介した本
「『学力低下』をどうみるか」  尾木直樹 著 (日本放送出版協会970円+税)

◆テレビ静岡4月12日放送