テレビ寺子屋

◆毛利子来さん◆
>>毛利子来さんについて

会場/第一ひかり幼稚園(静岡市)

講師/小児科医 毛利子来

第1330回「丈夫な子どもの育て方」

誰もが子どもには丈夫で明るく元気に育って欲しいですよね。でも、どういうことが「丈夫」ということなんでしょうか。

僕の親しい友人で山男がいるんですが、まさに丈夫なんですよ。彼が、よく大学の学生を連れて山歩きにいきます。ある時、尾根を歩いていたとき、一人の学生が尾根から滑り落ちてひどく肘を擦りむいたんです。その学生は涙を浮かべ、山を下りるというんです。山男の友人は、「もうしばらく行けば岩清水が湧いているところがあるから洗ってハンカチで押さえておけばいい」と勧めたんですが、薬も包帯もないから嫌だと山を下りてしまったそうです。学生の彼は、丈夫だと言えるでしょうか。

自分で自分の怪我の手当てもできない、自分の体の状態が自分で判断できない。これは決して健康とはいえないと思います。病気があったって、障害があったってめげないで、上手に自分の体をコントロールできれば、僕は健康だと思います。

乱暴な事を言いますが、僕は、「子どもはババチク育てよう」と思っているんです。アレルギーなどが増えているのは、きれいにしすぎているからなんですね。そうすると体が弱くなっちゃうんですよ。バイ菌を取り入れないと、免疫ができなくなってしまうんです。僕の話を聞いてください。

(講師紹介)
1929年千葉県生まれ。
岡山医科大学卒業。東京・原宿で小児科医院を開業。 「障害児を普通学校へ」の運動などを行う。

◆テレビ静岡5月10日放送◆