テレビ寺子屋

毛利子来さん◆
>>毛利子来さんについて

会場/第一ひかり幼稚園(静岡市)

講師/小児科医 毛利子来

第1332回「タヌキ先生の病気の見方」

みなさんは、急に子どもが熱を出したり、嘔吐をしたりしたとき、心配ですよね?どうしますか?夜中でもすぐに医者に行くか、救急車を呼ぶか、朝まで様子を見るか。いろいろ考えますよね?どういう風に考えますか?

僕がいろいろ聞いてみると、体温計で判断しようとする人が多いようです。
僕のところに来るお母さんも、子どもの体温を体温計で測って、「昨夜は熱が七度六分でした。
夜中になったら八度六分になりました。」と、数字をよくおっしゃるんです。

でも、数字では人間のことはよくわかりません。
第一、体温なんてものは、場所によって違うし、その時々によって変わります。
季節によっても変わります。真夏に幼稚園などでバタバタ走り回っていると七度七、八分くらいには、すぐなります。何かあれば、すぐに変動するので、何度からが病的な熱かということは簡単に決められないんです。

では、何で判断したらいいでしょうか。

咳が出たり、鼻水が出たり、痰が出たり。
子どもはもともと水分が多いので、おとなよりも鼻水が出たり、痰が出たりするんです。
だから、咳などだけによって病気が重いか軽いかを判断することはできないなと僕は感じています。
そこで僕は、主に二つのことで、病気が重いか軽いか、急を要するか要しないか判断しています。何だと思いますか?

◆テレビ静岡5月24日放送◆