テレビ寺子屋

中山靖雄さん◆
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中山靖雄さんについて

会場/菊川町文化会館アエル

講師/伊勢青少年研修センター 所長・中山靖雄

第1357回「夫婦の歩み寄り」

誰かが、自分のためを思って言ってくれたり、
やってくれたりすることがあります。
でも、自分が忙しくて余裕がないと、
相手のその深い思いに気づかない事ってありませんか?

わたしは、お豆腐が好きです。
岡山県においしいお豆腐やさんがあって、いつも送ってもらっています。
おいしいので、夏にお中元として何軒かに送りました。
みなさんから「ありがとうございました」と手紙が届いたんですが、その中の一人が、電話でお礼を言ってくれました。「先生、お豆腐おいしかったよ、ありがとう。」と。
私も、「あそこのお豆腐は素晴らしくて。」というと、「先生、お豆腐好きなの?」と聞くので「大好きだよ」と答えました。すると、「僕ね、もっとおいしい豆腐を知ってるよ」と言うんです。
なんだか面白くないじゃないですか。ひとがせっかく送ったのに、もっとおいしい豆腐を知ってるよ、なんて。電話を切った後も、なんとなく釈然としないんですね。

もっと別の言葉遣いがあるだろうとか、もう二度と彼に送るもんかと思っていたんですが、ふと考えました。こんな事を言うと相手を不快にさせるのに、彼はそれを言わされてるんです。

わたしは、「先生が本当にお豆腐が好きなら、もっとおいしいお豆腐を食べさせてあげたい」という彼のもう一つ奥にある思いを分かることができなかったんです。

人間の深い思いを分かることは難しいですね。
特に夫婦の間でそういうことはありませんか?いつも他愛もないことで喧嘩してしまいます。
でも、お互いの深い思いを考えたことはありますか?

◆テレビ静岡 11月15日放送◆