| 音読をすると、声を強く出さなくてはいけない。するとおのずと強く太い呼吸になるんです。
普段の呼吸を意識しろと言っても呼吸というのは見えないから意識できません。
しかし、音読をすることによって呼吸を強くすることが狙いだったわけです。
では、なぜ私が呼吸問題に注目したか。
私は、テニスをずっとやっていたんですが、緊張したりして息が早くなると、
速い球が見えなくて打てないんです。
でも同じ速さの球でも落ち着いてゆっくり呼吸すると遅く見えます。
実は、これが集中力なんです。
スポーツの時や勉強の時など、呼吸をコントロールすることによって集中力をつけたい、
自分が集中モードの入る方法が欲しかったんです。それが呼吸法でした。
「臍下丹田」という言葉を知っていますか?
臍(へそ)の指三本くらいの下の奥のところに「丹田」=気の満ちる場所があります。
ここを意識した呼吸法が丹田呼吸法です。
歌舞伎や能、落語などは、この呼吸法を使っているんです。
呼吸力というのは、息の余裕力といえます。
息がはぁはぁ言っているときは、集中状態になかなか入れません。
運動した後すぐに椅子に座って勉強を始められる子はなかなかいないんです。
そんな時、私は、子どもに息の通り道を作ってやります。
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