| 今年は、一万人近い参加者を迎えることができました。
参加者の皆さんからの寄付金やタレントさんから提供していただいたグッズで行う
チャリティオークションで集まったお金を寄付させてもらっています。
そもそも、私と地雷との出会いは、1997年の東京国際女子マラソンで、
クリス・ムーンさんと出会ったことがきっかけでした。
彼は、元英国軍人で地雷撤去の作業中、誤って自分の右手右足を失ってしまったのです。
彼は、地雷撤去を訴え走っていました。
翌年の長野オリンピックの年、私は、クリスさんと一緒に地雷撤去を訴えながら
箱根から東京そして東京の大使館を巡って地雷廃絶のレターを届ける大役を
務めさせていただく事になりました。
元気に箱根町役場前をスタートしたもののゴールは100キロ先。
応援してくれる一人一人に応えながら走ります。
東京都に差し掛かる頃、クリスさんが足が痛いと言って義足をはずしました。
すると、義足と足の接触部分が大きな水ぶくれになって血だらけになっているんです。
左足の親指は血豆になって爪が浮き上がっています。
それでもクリスさんは走り続けました。走ること14時間、ようやくたどり着いたのは午前4時でした。
しかし、翌日の大使館巡りが終ってもクリスさんからは、喜びの声も感謝の言葉もなかったんです。彼が本当に訴えたかった事、私はしばらくしてから気づきました。
彼にとっては、走り貫く事がゴールではなかったんです。
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