| みなさんはモルドバが何処にあるのか知っていますか?
ルーマニアとウクライナの間に挟まれた東ヨーロッパの小さな国です。
このモルドバ、実は今世界で一番の人身売買被害国なんです。
90年代に入って旧ソ連から独立する東ヨーロッパの国がたくさん増えました。
これらの国は社会体制が大きく変わるため、社会的な経済基盤がありません。
独立とともに、たちまち貧困になってしまうのです。
独立した結果、モルドバはヨーロッパの中でも最も貧しく、出稼ぎの多い国となりました。
そして大量の子どもたちがヨーロッパの方に売られていくようになったのです。
ユニセフのデータでは年間120万人の人身売買の犠牲になっているといわれています。
狙われ易いのは、自分の事を探してもらえない子どもです。
例えば身寄りのない子、出生届けを出していない子。
売られても、どこかへ連れて行かれてもわからない、数字の上に存在しない子どもです。
そんな子どもがモルドバに溢れています。
でも、子どもは売られる為に生まれてきたわけではありません。
私がモルドバで出会った子どもたち、そして私が見た世界についてお話をしましょう。
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