テレビ寺子屋

千葉紘子さん
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会場/浜松市立芳川北小学校

講師/歌手・篤志面接委員 千葉 紘子

第1397回「少年院の子どもたち」

私は篤志面接委員として少年院を訪れ、収容された少女たちの心の声を聞いてきました。少年院とは、14歳から19歳までの未成年が収容されている施設です。

どちらかというと、まだ非行度がそんなに深くない子どもたちが収容されています。
しかし最近は、幼い頃から大きな問題を抱えているために、非行が深まってしまった子どもも増えています。小学校高学年くらいから万引きをしたり、友達に暴力を振るったり、脅してお金を取ったりというようなことが始まる現実があるのです。
そして中学校に入り14歳になった時、深まる非行から切り離すため少年院に収容されます。
つまり、14〜16歳ぐらいの若い子どもたちの非行が増加の傾向にあるのです。

非行とは本人だけに問題があるわけではありません。
環境と本人の資質から非行は起こっていると言われます。
環境というと、家庭、地域、社会、大きな意味での環境から、子どもの身近なところまで含めて本当に広がりがあります。でも環境だけに問題があるからといって、非行に走るわけではありません。同じように本人の資質だけでも非行に走るわけではなく、環境と資質がいろいろな形でかみあって、それがどうもうまくいかなかったときに非行が起こると考えて良いと思います。

今日は、少年院へきた少女たちと私がどのように向き合っているのか、そして親子で向き合う時のヒントについてお話しさせていただきます。

講師紹介
山脇学園短期大学卒。
昭和45年全国カンツォーネコンクール優勝。翌年歌手としてデビュー。
現在、全国三箇所の少年院の篤志面接委員を務め、非行を犯して収容された少女たちの心のうちを聞き、相談相手になっている。

番組で紹介した本
「あした、青空  ―少年院の少女たち」  著:千葉紘子
(毎日新聞社 1,400円)

「親業」  著:トマス・ゴードン 訳:近藤千恵
(大和書房 1,995円)

◆テレビ静岡8月28日放送◆