テレビ寺子屋

樋口恵子さん
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会場/アクティブやない(山口県柳井市)

講師/評論家 樋口 恵子

第1406回「人生百年の設計」

日本では、65歳以上の高齢者が全人口の19パーセントをとうとう超えました。今から約五十年後の2050年になると、これが2倍の4割くらいになるそうです。

もうすでに人生80年という時代は終わりました。
平均寿命が男性81歳、女性89歳の時代はすぐそこです。

21世紀、これから主役となるであろう日本の若者たちには、「人生百年」という時代がやってきます。
「人生八十年の設計」ではなく、「人生百年の設計」なのです。
それでは、いったいどのような世の中を作っていけば良いのでしょう?

エジソンのような科学的発明ではなく、私たちは社会的発明をしていかなければいけません。
かつて社会的な介護制度が夢であったように、これからの時代のために夢を実現させる必要があります。ところがそれは我々の世代だけで全部できるわけではありません。
どんなに目指す心を持っても高齢者の夢は「見果てぬ夢」。
しかし見方を変えれば、見果てぬ夢を見ることこそ高齢者の特権なのです。
「少年よ大志を抱け」とありますが、私はこう言いたい「高齢者よ夢を抱け」そしてその夢を次の世代に伝えてゆきましょう。

2050年。
それは遠い先のことのようですが、私たちの子どもや孫が「おばあさん盛り」になる時代です。
そう思うと空気を共有できると思いませんか?
六十代、七十代の私たちはそのモデルです。社会に貢献する年寄りになってはみませんか。

講師紹介
昭和7年生まれ。昭和31年、東京大学文学部美学美術史学科卒業。
在学中、同大新聞研究所でジャーナリズムを研究。
時事通信社、学習研究社、キャノン株式会社を経て昭和46年、フリーの評論家となる。
婦人、福祉、教育の分野で幅広く活躍。現在、東京家政大学名誉教授。

◆テレビ静岡10月30日放送◆