| スーダンは第二次世界大戦が終わってイギリスに植民地化された場所でもあります。
皆さんもご存知のようにアフリカの一部の国では、植民地時代に分けられた線が現在の国境となっています。それはまさに直線。そのため民族の問題が常にあります。民族に沿って分けられていないというのは、いきなり壁を壊して知らない隣の家の人とごちゃまぜにされるようなものですからね。
スーダンはイギリスから独立しましたが、すぐに内戦が始まりました。
北はアラブ系のイスラム。南はアフリカ系で植民地時代にクリスチャンになった人たちです。
全く民族の異なるスーダンでは、南は北に奴隷のように使われていました。南は食物も作れるし、石油も豊富でアフリカ系だけで独立したいと考えていました。ところが北は砂漠ばかり。でも政府があるためスーダンの国は北のアラブ系が抑えていたんです。
南には反政府軍が存在し、抵抗を続けました。でも北のアラブ系は南を独立させるわけにはいきません。独立してしまったら自分達が食べていけませんからね。働いてくれる人もいません。石油もとられてしまいます。そしてずっと内戦が続いていました。
ところがやっと平和の兆しが見えたんです。豊富な石油を求めて世界各国がスーダンに入った時、それらの国が働きかけ南北の話し合いを始めたのです。でもこの話し合いには落とし穴がありました。それはスーダンの西部に位置するダルフール地域です。
ダルフール地域は、なぜか昔から忘れられている地域なんです。
今回和平の交渉が始まったとき、ダルフールの人達は自分達がそのテーブルについていないということに気づきました。呼ばれていなかったんです。和平がきたとしてもダルフールの人たちはその恵みを受けらません。そして南側の反政府軍ではない新たな反政府軍がダルフールに生まれました。
ここから新たにスーダンの悲しい争いが始まったんです。
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