| 例えば石川啄木の歌にこんなものがあります。
たはむれに母を背負ひてそのあまり
輕きに泣きて
三歩あゆまず
お母さんを背負ってみたところ、年老いておいて予想以上に軽く、かえってショックで3歩歩けなかった。という意味を表します。原文のままだと表現が難しく、読む側もかしこまってしまいますよね。ところがこれを私が現代語に直すと次のようになります。
冗談でママをおんぶしあまりにも
軽くてショック
三歩でやめた
伝わりましたか?当時の人たちはこのくらいのニュアンスで石川啄木の短歌を受け止めていたはずなんです。私はこんな風に普段使っている言葉で短歌を作っています。
五七五七七の短歌のリズム。意外と世の中に存在します。無意識に使っている代表的な例が「君が代」です。あのメロディは五七五七七(字余り)ですから、全ての短歌は君が代のメロディで歌うことができるんですよ。他にも、雑誌や新聞の見出しも五七五七七になっていたりするんです。
あまり興味を持たれない短歌の世界。今日を機会に「短歌って面白いな」と思ってもらえるよう、短歌で気持ちを伝えるコツをお教えしましょう。
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