テレビ寺子屋

尾木直樹さん
尾木直樹さんについて

会場/浜松市立湖東中学校

講師/教育評論家 尾木直樹

第1453回「思春期の子育て」

2005年に入って事件が相次いでいます。
6月10日に中国地方で高校生が授業中に隣りのクラスに爆発物を投げ込む事件がありました。それ以降九州、東京と立て続けに少年事件が起こり、6月だけでも5件も起こっているんです。

こういった罪を犯す子どもたちには共通している事があります。
それは、みんなおとなしくて普通の子だということです。

思春期に事件が起きているという事は、思春期で何かにつまずいているということなんですね。
きょうは、これを解明していきたいと思います。

まず、みなさんの思春期の頃のことを思い出してみてください。
1980年前後に中学高校時代を送っていた世代は、結構学校が荒れていたと思います。
その頃は、スカートがすごく長かったり、学欄の内側に刺繍がしてあったり、茶髪だったり、
誰が見ても“あの子非行の子だな”とか“あの子が番長だな”とかいうのが分かったんです。
でも今は、全然分かりません。
おとなしくて、無口。
爆発物が投げ込まれた事件の学校も進学校といわれ、少年の成績も中の上でした。
事件前日まで無遅刻無欠席無早退だった子です。

みなさんの頃を振り返ってみると分かるように、状況はみなさんの中学高校時代の荒れている頃と
全く違うんです。急変してしまいました。これには、理由があります。
思春期とは、一体どういう状態なのかという事をお話しながら、現代の思春期の子ども達との
接し方をお話したいと思います。

☆講師紹介
早稲田大学卒業後、中学、高校教師、東京大学講師としてユニークで独創的な教育実践をする。
現在臨床教育研究所「虹」所長。
“子育てと教育は愛とロマン”“学校は安心と失敗の成長砦”が信条。
☆番組で紹介した本
「校長・教頭のための 困った親への対処法!」尾木直樹 編 / 教育開発研究所1,995円(税込)

◆テレビ静岡10月1日放送◆