テレビ寺子屋

俵 萠子さん
俵 萠子さんについて

会場/菊川市文化会館アエル

講師/評論家・俵萠子美術館館長 俵 萠子

第1460回「戦争体験を語り続ける」

私は、自分の娘や息子に自分が体験した戦争の話を語り伝えておきたいと思っています。

「ちょっといらっしゃい」と子どもを呼んでは話を聴かせようと思うのですが、「何の話?」と聞く子どもに「戦争の話」と答えると「いらん!」と言って逃げられていたんです。最近は孫を呼んで話を聴いてもらおうとするんですが、戦争の話と言うと「いや、結構」と言って逃げていってしまいます。これは困ったことだなと思っていました。

今年は戦争が終わって60年です。私達のようにちょっと戦争を覚えているような人間が話をしておかないと若い人に伝えてあげることができないじゃないですか。それが、親子の間だと話も聴いてもらえません。それでどうしたら良いかと考えて、今年の8月15日、私の美術館の森の中で、ある会を開きました。血のつながりのある関係の者たちではなく、全くの他人の人たちで戦争のことを話し合いましょうという会をやってみたのです。

きょうは、私の一世一代を賭けた夏のひとときをお話したいと思います。

☆講師紹介
1930年大阪生まれ。大阪外国語大学仏語学科卒業。新聞記者として活躍後、女性・家庭・教育問題を中心に評論家として活動。1981〜1985年、日本初の準公選で東京都中野区教育委員を務めた。群馬県赤城山に「萠子窯」を設立、陶芸塾を主宰。「俵萠子美術館」館長。

◆テレビ静岡11月19日放送◆