朝霧に住んで、いつしか富士山は私にとって拝む山になっていました。
朝夕、田んぼに行く途中、富士山に手を合わせます。
「今年のパリ・ダカール完走できますように…」
山は、その大きな懐で「よし」とうなずいていてくれるようでした。
そしてある時、私は山から答えをもらったんです。―パリ・ダカール完走できる―
歳をとっているからとか、女性だからとか、いろいろな理由で周りからは反対されました。
しかし、直感的に山からもらった答えを信じました。
最後に答えを出すのは、自分です。私は見事その年のラリーを完走しました。 今年、久しぶりに富士山に登りました。
久々の富士登山は、今まで経験したことがないくらい楽しい登山でした。
足元にまで広がるような星空、大地の温かみ。
これまで意識したことがなかったことに、たくさん出会うことができました。 |