テレビ寺子屋

早川一光さ
早川一光さんについて

会場/浜松市立篠原小学校

講師/わらじ医者よろず診療所所長 早川一光

第1475回「人と人との間に」

「人間」という字を考えてみてください。
人と人の「間」。人と人との間には、何もみえませんが、実は、この「間」が大切なのです。

ある人がいくら学問ができようと、ある人がいかに教養があろうと、その二人の間がうまくいかなければ人間としてどうでしょうか?間合いがうまくいくというのが人間のできた人なんです。

お年を召されましたら、間合いを上手に取ってください。
息子のお嫁さんが起きてきて「おはようございます」とおばあちゃんに挨拶に行くでしょ?
そうしたら、おばあちゃんは時計をチラッと見て
「いま何時だと思っているの?もう10時ですよ。10時でしたら、“おはよう”じゃなくて“こんにちは”と言うんです。」と言うお年寄りをたくさんみてきました。

お嫁さんが挨拶にきたら、10時でも11時でもいいじゃないですか。
「たまの休みだからゆっくり休みなさい」と言ってあげれば、間もうまくいくと思います。
そう言われれば、お嫁さんだって、おばあちゃんが寝たきりになってからもちゃんと面倒見てくれるのではないでしょうか。

☆講師紹介
1948年京都府立医科大学卒業。1950年京都西陣に住民出資の診療所創設。顧問を経て辞任。
2002年京都市内によろず診療所開設。看板も白衣も薬も捨て、聴診器と血圧計のみで「聴く」治療を行う。

◆テレビ静岡3月11日放送◆