それで、ずっと私の中では、そういう所に住みたいという想いがありました。
ところが、うちの主人はシティボーイが夢なんです。
だから、私の夢を実現するのは難しいと思っていました。
平成9年、私は乳がんになりました。
その時にうちの主人がこう言いました。「この家を売って、お前のために世界旅行しよう」と。
そんなチャンスをもらった時、私はすぐに「田舎に住みたい」と言ったんです。
そうしたらシティボーイががんばってくれて、私の夢を7年間かけて探してくれました。
田舎暮らしは、いいですね。都会にない心があります。自然の恵みが沢山いただけるんです。
こういう話をすると、皆さんよく言われるのは「あなたにはできるけど、わたしにはできない」。
最初はキツイこともあります。でも、私の誕生日の日、川べりの大きな石を夫婦で退けてたんです。
すると主人が「オレはなぁ、お前にダイヤを買ってやれないけど、こんな石を二人して共同作業で動かした想い出ができたな」って言ったんです。
そう、石を動かしている二人はものすごく幸せだったんですよ。
体はとてもキツイのに、なぜこんなに幸せなんだろうと思いました。
私は、歳だから、女だからってできないことは何もないと思います。
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