明橋大二さん 明橋大二さんについて
会場/静岡田町幼稚園(静岡市)
講師/真生会富山病院心療内科医師 明橋大二
第1490回「甘えさせる、甘やかす」
子どもにとっても、大人にとっても、人間が生きていく上で、「甘え」は絶対に必要なものです。
「甘え」は、一言でいうと、相手の愛情を求めることです。甘えが満たされる時、自分は愛されていると感じ、また、自分は愛される価値のある存在なんだと感じます。と同時に、相手に対する信頼、つまり、お母さんに対する信頼が育ち、自分に対する存在、つまり自己評価が育ちます。これらが育つと、それが安心感につながるのです。逆に、甘えが満たされないと、周囲への不信感や怒りが募り、自己評価も低くなります。 この「甘え」をはき違えて、親の都合で子どもを支配してしまい過干渉や過保護になって「甘やかす」親が多くいます。逆に、何でも子どもにやらせようとして、子どもの情緒的な要求にも応えず「甘えさせない」親も多くいます。どちらも、あまり良くありません。 「甘えさせる」と「甘やかす」を区別することが、子育てのキーポイントと言ってもいいくらいです。「甘えさせる」のは、よいことですが、「甘やかす」ことはしてはいけません。では、「甘えさせる」と「甘やかす」はどう違うのでしょうか。
☆講師紹介 昭和34年大阪府生まれ。精神科医。 京都大学医学部卒業後、国立京都病院内科、名古屋大学医学部付属病院精神科を経て真生会富山病院心療内科部長となる。医師業のかたわら、小学校におけるスクールカウンセラーや児童虐待の対応相談などにも参加。
☆番組中に紹介した本 「思春期にがんばってる子」(1365円) 著者:明橋大二 一万年堂出版
◆テレビ静岡6月24日放送◆