そこに落合第二小学校がありまして、私の父、私、子どもと親子3代でお世話になっているんですが、ある授業参観の日、廊下で校長先生に出会いました。話し込んでいるうちに意気投合して、授業参観もそっちのけで2時間くらい話しをしていました。その時に校長先生が言った言葉がとても印象的でした。それは「新宿区の子どもは、大人になったとき故郷を語るのかなあ」というものでした。大人として、子どもたちが新宿や落合を語れるようにしてあげなきゃあ、とおしゃっていました。
そこで、私は校長先生に「どうしたら子どもたちが故郷を語れるようになるんですか?」と聞いたら、「里山を作るべきです」という返事でした。しかし、新宿の中に里山を作るような土地はないと言うと、「学校なら絶対できる、校庭に作るんです」と言うんです。そこで、私もお手伝いできることがあればと、10人くらいでプロジェクトチームができました。
川を作り、池を作り、花や餅米を植えたりして、やがて立派な里山ができました。ほとんどお金もかからず、地域の人たちの協力でできました。この「落合の里」造りを通じて2つのことを学びました。一つは、お年寄りの出番を作ること。お年寄りを厄介者扱いするような風潮もあるかもしれませんが、お年寄りが持っている知恵や技が活かされるような街作りをしなければならないと思います。
2つめは、学校の校舎を学校教育施設としてしか利用しないのはもったいないということ。朝8時頃から夕方4時頃までしか利用せず、夏休みや冬休み、春休みにはほとんど利用されません。もっと活用する方法があるのではないかという気持ちが湧いてきました。学校を上手に利用する可能性を探っていきたいと思います。それは全て子どものためです。子どものために汗をかける時期は、長くはありません。是非、考えてみてはいかがでしょうか。
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