2006年から始まってきた「いじめ」というのは第三のピークです。
第一のピークは、1985年から87年にかけてでした。
東京中野区の鹿川君という男の子が自殺したということがありましたが、その前後に「いじめ」が多く起こりました。そのときの私達の認識はというと、「いじめは昔からあった」とか「いじめられる方にも問題があるんじゃない」というものでした。
第二のピークは1994年から96年です。
このときは、私達も進化していて「いじめはいじめる方が悪い」という意見が圧倒的に多くなりました。人権感覚が高まってきて、「いじめ」が起きるのは恥ずかしいことじゃない、早く乗り越えることが重要なんだとわかってきたのです。
そして、今、第三のピークを迎えています。
今回の特徴は、圧倒的な数の多さと高学年化、陰湿化です。高校生の間でも「いじめ」があったり、携帯のメールを使った「いじめ」が起きています。その中で世論はどうなっているかというと、いじめられている子に「死ぬな」「死んだら親が悲しむよ」などという意見が多くなってきました。
「いじめ」の問題は結論から言うと、いじめる子がいなければ、いじめられる子はいなくなるんです。だから私たち親にとって一番大事なのは、いじめない子に育てることなんです。ところが、日本で「いじめなんかしちゃいけないよ」としつけをしている家庭は9%しかありません。イギリスやアメリカは30%以上です。これだけ私たちが「いじめ」のことで心を病んでいるのに、「いじめをしちゃいけない」と教えていない、この意識。これを変えて、今年は「いじめをしない子育て」をがんばってみませんか。
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