皆さんの多くは、体に異変を感じると総合病院へ行くと思います。このため、緊急性に関わらず受診のために渋滞が起こってしまいます。これを解消するため、地域の開業医など身近なところでかかりつけ医を見つけましょう、というのが国の視点です。今回は、これとは少し違う皆さん自身の視点で考えてみましょう。
私の患者さんで、脳梗塞を起こして来診された方がいます。その方は、腰痛と心臓の薬を併用していました。これに、脳梗塞の薬も加わったので、どのように服用したらいいかわからないというのです。
かかりつけ医がいれば、こうした悩みを持った時に、すぐに対処できます。年齢を重ねれば、体の様々な箇所に異変を来たす場合も少なくありませんし、いつ何が起こるかわかりません。かかりつけ医は、患者の情報全般を把握していますから、総合的に判断し対応してくれると思います。
このかかりつけ医の選び方は、配偶者選びと似ているのではないかと思います。かかりつけ医と患者は、一方的な関係では意味がありません。名前を言えばすぐに顔が浮かび、心の通い合った人間同士の関係を築けなければなりません。そして、最も重要なことは、緊急の時にいつでも対応してくれるということです。皆さんも「この医者は、私のかかりつけ医になりうるかどうか」という視点で、医者を吟味してみてはいかがでしょうか。
|