| 一つはどんなに辛い時も口ごたえをしてはいけないということ、もう一つはよく働きなさいということです。家事や仕事を一生懸命やっている姿を見れば信頼してくれるだろうと、この教えを胸に頑張ってきました。
日本には親戚や友達もいませんし、お金もありません。言葉や文化も違います。主人への思いだけで日本にやってきた私ですから、それを受け入れてくれた義父母にはとても感謝しています。
さらに主人には祖母もいます。祖母は私達の暮らす大阪ではなく、神戸で一人暮らしをしていました。チベットでは親の面倒を子どもが見るのは自然な考えですから、私は祖母が一人暮らしをしていることに驚きました。主人の母は親の面倒は長男が見るべきという考えでしたが、私は親孝行に性別や兄弟姉妹は関係ないと思い、一緒に暮らすよう母を説得しました。最初は悩んでましたが、祖母が病に倒れたのをきっかけに同居生活が始まりました。私の息子が生まれた今では、四世代で同居生活を送っています。
外国人の私に最初は嫌悪感を抱いていたような祖母でしたが、私はどんなに辛く当たられても親の教えを守りました。その気持ちが通じたのか、今では仕事で忙しい私を気遣ってくれるようになりました。そんな祖母も体が思うように動かず介護という問題がのしかかっています。育児と介護の両立という難しい状況ではありますが、家族としてできる限り支えていこうと思います。
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