| 子ども達によく言うのは「いのちとは心臓のことではなく、心臓はポンプで血液を全身に送る仕事をしているだけ。いのちは触ることのできないものなのだ。」ということです。そして私の考える「いのち」とは、私達が自由に使うことのできる時間ではないかと思うのです。
ある時、私が著した「十歳のきみへ」という本を読んだ少女から手紙が届きました。そこに次のようなことが書かれていました。「いのちという大きな空間の中に私の瞬間、瞬間をどう入れるかが私の大切な仕事です。」10歳の少女が書いたとは思えない素晴らしい文章ですよね。そして私が伝えたかったのはまさにこういうことで、明日や昨日という時間は存在しない、持っているのは今だけ、そしてその時間をどう使うかを一生懸命考えることがいのちを大切にするということだと思います。
私は子ども達に、決して偉くなる必要はないけれど、誰かの役に立てるような大人になってほしいと思います。そしてそのために自分の時間を有効に使えるようになってほしいのです。そして次の若い世代にそのことを伝えられるようになってほしいと思います。
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