2週間後の6/12(土)、いよいよトリノ・エジプト展が静岡県立美術館で開幕します。
「トリノ・エジプト博物館に所蔵されている名品約120点を一堂に!」

と、紹介していますが・・・・・・「トリノ・エジプト博物館って?」
と思われる方も多いと思います。
トリノ・エジプト博物館とは、イタリア北西部の都市・トリノにある
エジプトの美術品などを収蔵した博物館です。

エジプトの首都・カイロにもエジプト博物館がありますが、そのカイロ・エジプト博物館に次いで
世界で2番目に重要なエジプト・コレクションを収蔵しているのが
トリノ・エジプト博物館なんです!
(参考:Ancient Egypt in Torino)
トリノ・エジプト博物館の歴史は古く、17世紀前半にトリノを治めていた
「サヴォイア家」の収集品に遡るといわれています。


※左・・・《イビの石製人型棺の蓋》 トリノ・エジプト博物館蔵 西川よしえ撮影
※中・・・《アメン・ラー神の牡羊の頭部を捧げるペンシュナブの像》 写真提供 エジプト博物館
※右・・・《タバクエンコンスの人型棺》 トリノ・エジプト博物館蔵 西川よしえ撮影
その後も長年にわたるエジプトでの発掘でコレクションは増え続け
現在では3万点以上の作品が収蔵されているそう。


※左・・・《ロータス文様のファイアンス製容器》 写真提供 エジプト博物館
※中・・・《オシリス像をかたどった王の巨像頭部》 トリノ・エジプト博物館蔵 西川よしえ撮影
※右・・・《子供のミイラ》 トリノ・エジプト博物館蔵 西川よしえ撮影
そんな歴史深いトリノ・エジプト博物館から
数々の重要な作品が大陸を渡って、海を渡って、日本にやって来たというわけです。
※ 《アメン神とツタンカーメン王の像》 トリノ・エジプト博物館蔵 西川よしえ撮影
今回貸し出された作品の多くは、イタリア国外に出たことがなく
初めて館外へ出品される「アメン神とツタンカーメン王の像」や
1824年の博物館設立以来、館内ですら動かされたことのない作品もあるとか。
待ちきれなくて、すでに前売入場券を買ったという方も
まだこれからという方も
歴史深い古代エジプトの世界をお楽しみに★
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