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2018年10月アーカイブ

507 花のラファエロと呼ばれる"ルドゥーテ"の・・・

18.10.30 Tue | author:イベント担当者

こんにちは。スタッフMizuhoです。


セーヴル展の開幕から3週間!
大勢の方にご覧いただきまして
ありがとうございます。
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セーヴル磁器を製作しているセーヴルには、
展覧会タイトルに入っているように
"300年"にわたる歴史があるのですが
頑なに自分たちだけのデザインを作るのではなく、
その時代ごと当時流行しているデザインや人々の関心を表現したり
芸術家とのコラボもしてきた・・・というのが
一つの特徴でもあります!
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セーヴルを愛したマリー・アントワネットや
ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌの時代、
ヨーロッパの王侯貴族の間では、
珍しい動植物を蒐集するのが大流行していました。

世界中から集められた植物を描いていたのが、
花のラファエロと呼ばれた
ピエール・ジョゼフ=ルドゥーテ!
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今年のGWには弊社主催で
「ルドゥーテのバラ展」も開催しまたので
記憶にある方もいらっしゃるかと思います。
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当時、ヨーロッパ中の女性が
ルドゥーテの描く花々に熱狂していたと言われていました。



セーヴル磁器には、そのルドゥーテの
お花のモチーフにした壺もあるんです!
流行しているものをその瞬間を見逃さず
取り入れています。

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壺「テレクリアン」 1842年

表面と言われているこちらの面にはラナンキュラス。
黒い壺から本物のお花が
まるで浮き上がっているよう。

そして、裏も美しいんです!
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おそらくムクゲでしょうか。
より一層艶感があるように見えて、
裏面と言われていますが、
なんとなく、私はこちらが好みです。

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横は、スイカズラ?
甘い香りがしてきそうです♡
お山に生えている花も
こうなるとなんだかすごく豪華に見えます。

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この壺にはヨーロッパにあるお花と
アジア方面原産のお花が一緒に描かれていて
当時、世界中から珍しいお花や動植物が
ヨーロッパの王侯貴族たちが蒐集していた...
という状況だったというのと照らし合わせると
納得・・・という感じがします。

お花は枯れてしまうけど
このめずらしく美しいお花を絵にしたい、
更に壺にしたい、という気持ちが伝わってきますね。


こちらはとてもきれいな青色の壺。
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壺「アデライド」一対
1846年

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ルドゥーテはお花のブーケと一緒に
蝶も合わせて描いていることが多いのですが
壺のトップに描かれている蝶も
ルドゥーテのモチーフでしょうか。
こんな感じで使うののも面白いなぁと思いました。



他にもまだまだたくさんの、作品があります。
華やかな歴史とともに、
セーヴル陶磁器をお楽しみください!
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『フランス宮廷の磁器 セーヴル 創造の300年』
12月16日(日)まで
静岡市美術館で開催中。

当日券
一般 1200円
大高生・70歳以上 800円
※中学生以下無料

詳しくは≪こちらの静岡市美術館HPから≫
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こんにちは。スタッフMizuhoです。


フランス宮廷の磁器をご紹介する『セーヴル展』、
明日は特別イベントの開催日!


ポンパドゥール侯爵夫人や
王妃マリー・アントワネットなど
ヨーロッパの王侯貴族たちを魅了した
セーヴル陶磁器。

華やかなセーヴル磁器にちなんで・・・
ヨーロッパの貴族令嬢風ドレスを着て
写真撮影を楽しんでみませんか♡!
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ぱ~っと華やかな貴族令嬢ドレス!
普段の生活ではなかなか着る機会がありませんが
ぜひ!この機会に
気品あふれるセーヴルの至高の品々と一緒に、
当時の雰囲気をお楽しみください★

-------------
特別イベント
「ヨーロッパ風 貴族令嬢ドレスで変身フォト!」

日時:10/13(土)10:00~17:00(最終受付16:30)
会場:静岡市美術館多目的室
ドレスレンタル料:1着500円

※ 衣装はフリーサイズです。(S〜Lサイズ相当)
※ お着替えはご自身で行っていただきます。
※ヘアセットや、メイクのサービスはございません。
※ 撮影はご自身のスマホやカメラでとなります(撮影スタッフはおりません)。
  写真のプリントアウトサービスはありません。
※ 混雑時はお待ちいただく場合がございます。ご了承ください。
-------------



と~っても華やかなドレスは4種類。
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ヘアセットやメイクのサービス、
カメラマンはいませんが、ご自身の携帯やスマホで
写真撮影を楽しんでいただけますので、
お友達とのご来場がおすすめです!
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撮影は、
美術館内ののロビー付近で可能です!

静岡市美術館の壁やソファは白いので
ドレスがとっても映えます♪
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タペストリー前で。
セーヴル磁器の雰囲気と
ドレスの華やかな雰囲気がぴったり!
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カフェテーブルスペースで。
まさに令嬢たちのお茶の時間な雰囲気♪
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ロビー中央のタペストリー前も
素敵です♡
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華やかなセーヴル磁器の鑑賞とともに
特別イベントもぜひこの機会にお楽しみください♪



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リボンのデジュネ 1772-1773年

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雄山羊のついた楕円壺 1766-1767年



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『フランス宮廷の磁器 セーヴル 創造の300年』
12月16日(日)まで
静岡市美術館で開催中。

当日券
一般 1200円
大高生・70歳以上 800円
※中学生以下無料

詳しくは≪こちらの静岡市美術館HPから≫
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505 華やかなセーヴル磁器がずらりと!

18.10.10 Wed | author:イベント担当者

こんにちは。スタッフMizuhoです。


『フランス宮廷の磁器
セーヴル、創造の300年』
開幕しました!
連日たくさんの方にご覧いただいています。


開幕からの三連休は、
有料チケットをお持ちの方に先着で
ニナス「マリーアントワネットティー」を
プレゼントしました♡
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華やかなセーヴル磁器にちなんで
貴族令嬢風ドレスを着たモデルが
お出迎えしました。


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気品があって優雅なセーヴル磁器。
今回、約130点展示されています!



どれを見てもため息がでるほど、
いつまでもずっと見ていられるほど
細部までこだわっていて美しいんです。
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水差「ブロワ」 1887年

これだけで1時間くらい見ていられそうなほど
どこを見ても凝っているんです。

水差しの台の部分にはカタツムリ!
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16世紀ルネサンスの彫刻や
イタリアのグロテスク文様に着想を得た
把手や像で飾られたフォルム。
中央の絵もふんわりした色使いがかわいいです。
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セーヴル磁器は約300年の歴史があるのですが、
作品の雰囲気も、作品の作られれた時代で変わります。

その作られた時代ごと、
流行っているものや、人々の関心があったものを
作品に反映しているんです。


たとえば、こちらのお皿
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ルイ16世時代にとても人気のあった装飾
「ヤグルマギク風」です。

「皿」 1770年

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ヤグルマギク風の柄は、当時、
織物や家具の生地に使われていました。
単純で素朴な柄ですが、
マリーアントワネットもこの柄が好きだったそうです。




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セーヴル磁器は、見れば見るほど、
それぞれの当時の様子や雰囲気が
伝わってくるようで、
魅力に引き込まれて
どんどん好きになってしまいます!

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煮込み肉用の容器と受け皿 1770-1771年

ルイ15世の寵妃デュ・バリー夫人の注文によって作られた
小さな壺と花網のセルヴィスで、
なんと、322個から成り立つ食器セット!

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モチーフは、古代風の青い壺。
18世紀前半にヘルクラネウムとポンペイで発見された
ローマのフレスコ画への関心を表していると
言われています。

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お皿の中央には、デュバリー夫人のイニシャル、
金文字のDと花文字のBで装飾されています。
この組み合わせ文字と花文字、可愛いです・・・!


作品一つ一つが丁寧に考えられて
作られてきたというのがよくわかります。



他にもまだまだたくさんの、作品があります。
華やかな歴史とともに、
セーヴル陶磁器をお楽しみください!
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『フランス宮廷の磁器 セーヴル 創造の300年』
12月16日(日)まで
静岡市美術館で開催中。

当日券
一般 1200円
大高生・70歳以上 800円
※中学生以下無料

詳しくは≪こちらの静岡市美術館HPから≫
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503 フランス宮廷の社交場にふさわしい・・・

18.10.03 Wed | author:イベント担当者

こんにちは。スタッフMizuhoです。


『フランス宮廷の磁器
セーヴル、創造の300年』
いよいよ10/6(土)、開幕します!

どれも"希少な"セーヴル陶磁器の
"日本初の"大規模展。
静岡がその最終会場です。


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スープ用の蓋付小鉢と受け皿 1781年
Photo © RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) /
Tony Querrec / distributed by AMF


セーヴル陶磁器の魅力は語りきれないほど
たくさんあるのですが、
その魅力のひとつが・・・

フランス宮廷や王侯貴族の
『生活空間や社交の場にふさわしい、
最高級の磁器』
とはどのようなものか、
時間をかけてつくれられてきたということ。

華やかな要素と最高級の技術で作りこまれ、
見ているだけで優雅な気持ちにさせてくれます。


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角皿(「アストゥリアス公妃のセルヴィス」より)
1774年頃 Photo RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) /
Tony Querrec / distributed by AMF

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金彩の窓枠と銀梅花の唐草文様のなかに
様々な風景が描かれたメダイヨンと
カスティーリャ紋章の塔が交互になっています。

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これは、ルイ15世とスペインのフェリペ5世の孫娘で
将来のスペイン王カルロス4世の妻になる
マリー・ルイーズ・ド・ブルボンのためのもの。

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花文字とローマ字の組み合わせ文字も
かわいらしいです!



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皿(「ロシア皇帝エカテリーナ2世のカメオとイニシャルのセルヴィス」より)
1778年 Photo c RMN-Grand Palais (Sevres, Cite de la ceramique) /
Martine Beck-Coppola / distributed by AMF

こちらは、
ヴェルサイユ宮殿のロシア大使が
ロシアのエカテリーナ2世のために注文したものです。

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花柄と金際、カメオのデザインが組み合わされ
とっても華やかで素敵です。

ルイ16世は、カメオの装飾モデルとして役立てるために
自分所有のカメオコレクションのいくつかをコピーする
例外的許可を与えたそう。

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ローマ字と花文字の組み合わせ文字
特別感がたっぷり!

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こちらのお皿、全部で
797個、60人分のセットなんです!
完成までにかかった時間は、なんと3年!

このセルヴィスに描かれた絵画装飾だけで
少なくとも37人の絵付け職人と
5人の金彩職人が必要だったそうです。

気が遠くなるような、膨大な作業・・・!
それだけの人と時間を囲い込みできる
潤沢な費用があったからできることですよね。


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ポプリ壺「エベール」 
1757年 Photo c RMN-Grand Palais (Sevres, Cite de la ceramique) /
Martine Beck-Coppola / distributed by AMF

ポプリ壺には、乾燥させた花と香辛料が入っていて、
18世紀、寝室や浴室に欠かせないものだったそうです。

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真ん中には、エキゾチックな鳥が描かれています。

当時、王侯貴族は世界中から珍しい
お花や鳥などを蒐集していました。
自分の富を表すためだったり
それ自体が貴族の遊びだったようです。

この絵からは、ポンパドゥール夫人の
めずらしい動物に対する熱狂ぶりがうかがえます。

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絵の左上と右上に描かれている
レースのような模様も一工夫があって、
左右でデザインが違うんです!

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こんな細かいところまでこだわりぬいて、
惜しみなく技術と手間がかけられています。


このほかにも、まだまだたくさんの作品があります!
華やかな歴史とともに、
セーヴル陶磁器をお楽しみください。



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ただいま、お得な前売り券を販売中です★
前売り券は10月5日までの販売です。
お買い求めはお早めに♪



『フランス宮廷の磁器 セーヴル 創造の300年』
10月6日(土)~12月16日(日)
静岡市美術館

前売券
一般 1200円
大高生・70歳以上 800円
※中学生以下無料

詳しくは≪こちらの静岡市美術館HPから≫
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こんにちは。スタッフMizuhoです。


いよいよ10月6日(土)から

テレビ静岡開局50周年記念
『フランス宮廷の磁器
セーヴル 創造の300年』が
静岡市美術館で開催されます!
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マリーアントワネットやポンパドール夫人、
エカテリーナ2世、ナポレオンなど、

フランス宮廷を中心とした
そうそうたる歴史上の人物たちが
オーダーして作らせたお皿や壺など、
とっても華やかで美しい至宝の数々。

300年にわたり、ヨーロッパの名窯の一つとして
世界の頂点に君臨するセーヴル磁器の
日本初の大規模展覧会です!



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ポプリ壺「ポンパドゥール」
1753年 Photo © RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) /
Martine Beck-Coppola / distributed by AMF


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角皿(「アストゥリアス公妃のセルヴィス」より)
1774年頃 Photo RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) /
Tony Querrec / distributed by AMF



300年にわたる
セーヴル磁器の至宝の名品の数々を、
フランス宮廷の華やかな歴史とともにご紹介します。

このデザート皿のセットは、
この人物がオーダーしたものなんだ...!
など、歴史と共にじっくりお楽しみいただけます☆


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大皿(ルイ15世の「ブルー・セレストのセルヴィス」より)
1754-1755年 Photo RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) /
Martine Beck-Coppola / distributed by AMF



静岡会場は、その最終会場!
日本で見ることができるのは、
ここが最後になります。

ただいま、お得な前売り券を販売中です★
お買い求めはお早めに♪



『フランス宮廷の磁器 セーヴル 創造の300年』
10月6日(土)~12月16日(日)
静岡市美術館

前売券
一般 1200円
大高生・70歳以上 800円
※中学生以下無料

詳しくは≪こちらから≫

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