Q:マヤの方々と触れ合っていかがでしたか?
大島:仕掛けとかではないんです。本当に雨が降ってきたんです。 メキシコのカンクンに宿泊していたのですが、そこから車で2~3時間行った先の奥、本当に森の中に家があって、マヤの末裔の方々が住んでいらっしゃるのですが、空気感の違いは凄かったです。自給自足で暮らしているという感じが見てとれました。
実際に雨乞いの儀式をやり、10分後くらいに本当に雨が降ってきて、"雨女"としては皆さんに歓迎されているなと思って、凄く嬉しかったです。こうやって儀式をすることがなかなかないので、むしろ雨が降らない様にテルテル坊主の儀式をやっていたので、こうやって雨乞いの儀式を自らして実際に雨が降ったことに凄く感動しました。でもマヤの皆さまはそれがあたりまえなんですよね。
「雨乞いで儀式をやったから、神様に通じて雨を降らしているんだよ」と普通の感覚で話していたので、雨に対する劣等感が無くなりました。

Q:本当に不思議な体験だったと思うのですが、マヤの人たちの伝統的な儀式だったり、トルティーヤはいかがでしたか?
大島:本当にシンプルなんですよね。とうもろこしを練ってできたトルティーヤの中に、大きな葉っぱをつぶして練って、ちょっと油が入って、ハラペーニョを乗せるだけなのですが、お店で食べるメキシカンとはまったく違うんです。素材のおいしさ。素朴なんですが温かみがあって、私はそこからメキシカンにどはまりしてしまいました。ハラペーニョも今まで食べられなかったのですが「自然のハラペーニョがこんない美味しいんだ」と知りました。凄く辛いんですが「君もマヤ人だ」と言われハラペーニョというものが大好きになりました。メキシコに行ってから色々なことが克服できるようになりました。

Q:あんなに辛そうでしたがまた食べたいですか?
大島:食べたいです!
