大道芸ワールドカップの会場から生中継でお送りした先週のパロパロ。
ご覧いただけましたか?
実はその中継の裏側では来年入社予定の内定者研修が行われていました。
2日間にわたる研修では、中継のイロハや、制作現場のリアルな雰囲気を学びます。

1日目
まずは座学にて中継の概要と、本番での動きを確認。
聞きなれない言葉の嵐に、不安げな表情を浮かべる彼らでしたが、
お昼を食べに向かった「ラーメンパーク」では、おいしそうにラーメンを食べていました。

エネルギーチャージをしたら今度は中継現場となる駿府公園へ。
制作陣、技術陣総出で、ちゃんと中継ができるかを一つ一つ細かく確認していきます。
その打ち合わせを横で聴いている内定者たち。
まだまだ不安はぬぐえないかな?
「一つ二つ先読みして、自分で考えて行動してね」とディレクターからのアドバイスを受け、
台本とにらめっこしては自分のとるべき行動を確認して行くうちに少しずつ余裕も出てきたようでした。
いい番組を作るには一にも二にも準備が大切です。

2日目
集合時間は朝の6時!
学生の彼ら、いつもなら寝る時間なんてことも!?
でも、もちろん誰一人遅刻することなく、日の出とともに出社。
と同時に、機材を詰め込んでいきます。
いつものスタジオから飛び出しての中継は大掛かりで、中継機材だけでもなんとトラック1台分。
さらに万が一に備えて中継車も2台スタンバイして、いざ駿府公園に出発です。
広い駿府公園の敷地内にケーブルを這わせていくのはなんとも大変な作業。
さらに、多くの人の出入りがある場所では通行人とケーブルの安全確保が第一です。
そこで登場したのが「つるはし」
朝から1時間以上掛けて穴を掘り、ケーブルを埋めていきます。

これで、ケーブルに引っかかって転倒したり、ケーブルが途中で切れたりを防止。
それにしても、この姿、つくづくテレビ局の仕事の多様性を感じざるを得ませんね。。。

お昼も近くなり人の出入りが激しくなってくるといよいよ緊張も高鳴ります。
本番での不安を解消するのは一つ一つの確認。
何度も何度も確認して行く本番前の時間はあっという間に過ぎていきます。

人の出入りもピークに達した11時59分、パロパロ本番スタート。
しっかり自分たちで考えて行動をする内定者たちは本番でも慌てることなく仕事をこなしていました。
なんとも頼もしい!!
初めてづくしでとっても大変なはずの研修でしたが、彼らから出た感想は「楽しかった」でした。
チームで番組を作り上げて行く楽しさ、緊張の後にやってくる大きな達成感。
大変なことも多いからこそ感じられる「番組制作の楽しさ」を彼らが感じてくれたことが何より嬉しかった2日間でした。
内定者の皆さん、本当にお疲れ様でした!