若手社員のしごと episode4
4回目は入社4年目 報道部の入澤さんです
彼女は現在、静岡県内・静岡市内の政治や経済の担当記者を務めています
朝起きたらまずは朝刊をチェックし、市役所へ
9:00 静岡市役所
今日は朝早い取材がなかったため、特集のネタ探しや、取材の下調べ
日々アンテナを張り巡らせます
この日の収穫は、雨天が続き不漁だった桜えび漁が回復しているとのこと
市役所の記者クラブ↑
選挙直後なので中は資料が散乱しています。反省…
10:30 静岡県庁
県議会を取材している先輩のお手伝いです
ここが県庁の記者クラブです↑
市役所の記者クラブを1人部屋とすると、こちらは先輩と2人部屋
11:45 昼のニュース
他の局のニュースもチェック
自分たちがニュースにできた情報量は満足か?不十分ではなかったか?
必要があれば追加取材をして、原稿を出すこともあります
12:30 昼食
時間があるので先輩と県庁から歩いて街中へ
昼食を満足に食べられない日も中にはあり、落ち着いて食べられることは幸せです
14:00 取材
お茶の新商品発表会、これも経済ニュースのひとつです
季節と静岡らしさを感じる取材
「幻のお茶」と呼ばれる茶葉は、一時は消滅の危機にあったとか
自分の住んでいる地域にも知らないことがまだまだあります
15:00 原稿執筆
取材のあとは、原稿を書きます
アナウンサーに読んでもらうので間違いがないのはもちろん、
視聴者のみなさんに「へぇ~」と思ってもらえるように、取材の成果を盛り込みます
16:30 取材のアポとり
翌週に取材し、放送する特集の取材日時を決めます
どんな内容にしたいか、どんな取材が必要か、
取材相手と相談しながら組み立てていきます
18:15 夕方のニュース
情報集めや雑務をしていたら、あっという間にニュースの時間です
カンペを出すなど裏方に回ることもあれば、
記者もスタジオに入って解説をすることもあります
19:00 夕方のニュース終了
記者には月に数回、泊まりの勤務があります
その夜はニュースのOAを担当します
泊まりでない日も、すぐ帰宅できる日ばかりではありません
特集の原稿を書いたり、翌日の準備をしたり、夜も情報を集めに走ったり
1日たりとも同じ日はない仕事です
いかがでしたか
最後に
何事にも一生懸命取り組む入澤さんからのメッセージです
毎日のニュースも、広告をとる人、撮影する人、放送する人など、
様々な人の仕事でできあがっています
その中で記者の仕事は、良いニュースばかりではなく、
時には人の涙や怒りを伝えなければならないこともあります
自分が目にした現実を世の中に発信するのは、大きな責任を伴いますが、
この仕事だからこそ出会えた人、見られた場所、立ち会えた瞬間は
貴重な経験になります
まだまだ未熟者の自分ですが、疑問に思ったことを追及したり、
全国で放送される番組をつくったり、挑戦する気持ちを大切にしてくれる環境の中で、
日々勉強しています