PEOPLE
テレしずで働く人たち
ローカル局だからこそ見せられる
”ニッチだけど面白い”
中野 光
(報道制作局制作部)
部署の紹介
少数精鋭でがんばってます
制作部はその名の通り、番組を制作する部署です。
「ただいま!テレビ」や「くさデカ」、「テレビ寺子屋」をはじめ、毎年10月に放送している「ご当地タイムズ」や、日曜日の夕方に放送する全国ネット特番2本(「動物さまの言うとおり」・「ウナバラ!」)など、様々な番組を制作しています。
制作部では、社外の制作会社から来ている人も含め、10人ほどが働いています。その多くは、番組を制作する”ディレクター”です。
ディレクターは、番組の企画を考え、取材依頼をし、台本を書き、ロケに行き、編集をし、VTRを仕上げるのが仕事です。こう書くとやることが多いですが、ものづくりが好きな人にとっては楽しい仕事だと思います。
また、番組を作るためにはお金がかかるので、その財布の管理をするプロデューサーもいます。
私は、「ただいま!テレビ」・「ご当地タイムズ」・全国ネット特番ではディレクターを、「くさデカ」では、プロデューサーの仕事をしています。
ディレクターは前述の通り、ロケに行ってVTRを仕上げるのが仕事ですが、その準備段階(リサーチ、取材先とのやり取り、台本の作成など)もとても大切で、意外とデスクワークもあります。一方、ひとたびロケに出れば、丸一日外仕事です。県内外のいろいろなところに足を運べる楽しさがあります。
主なお仕事
ディレクター兼プロデューサーの
1日のスケジュール
9:30…出社
(ロケがある日は出発時間に合わせて出社
⇒その後夕方までロケ)
(ロケハンがある場合は、約束の時間に合わせて出発)
10:00…メールチェック
(取材相手、社内のスタッフ、外部のディレクター等、
番組の完成に向け、様々な人とやり取りします)
10:30…くさデカプレビュー
(その週に放送するくさデカのVTRを、
ディレクターとともにチェックします)
11:00…ただいまテレビ VTRチェック
(ただいまテレビで放送するVTRの
ナレーションやテロップなど間違いないかチェック)
12:00…昼食
(隣の杏林堂でお弁当をたくさん売っています)
13:00…編集&台本作成
(担当している番組の編集・台本作成をします)
16:30…ただいまテレビPD
(ただいまテレビのスタジオサブでVTRを送出したり、
テロップを出したりします)
19:30…帰宅
やりがいのあった仕事・印象に残っている仕事
「伊集院さんに褒められました」
2023年に、開局55周年に合わせ「ご当地タイムズ」という番組を制作しました。静岡県内のスゴ技自慢や話題の企業を紹介する番組ですが、そのロケVTRに、アンタッチャブルのお2人が出演してくれました。
柴田さんが清水区のご出身ということで、地元の商店街をアポなしで歩いたり、母校の小学校を訪れ、在校生と給食を食べたりしました。
ロケ前はうまくいくか不安でしたが、おふたりの馬力に助けられ、ロケは大変盛り上がり、VTRもいい感じに仕上げることができました。
番組は生放送で、事前に収録したロケVTRを、スタジオゲストの皆さんにご覧いただきました。MCのシソンヌ長谷川さんをはじめ、スタジオの皆さんが爆笑しながら自分のVTRを見てくれたことも心に残りましたが、ゲストのひとり伊集院光さんが、放送後ご自身のラジオ番組でロケのVTRをベタ褒めしてくれました。
年間おそらく何百本というVTRを見ている伊集院さんに褒めていただけたことは、ディレクターとして自信につながりました。
テレしずだからできること
ローカル局だからできること
テレビ静岡だからできることというより、「ローカル局だからできること」は、たくさんあります。
キー局に比べて、番組に携わる制作スタッフは少ないですが、その分1人1人の意見が反映されやすい環境にはあると思います。
また、ローカル局が制作した番組は、今まではそのエリアの人にしか見てもらえませんでしたが、TverやYouTubeの登場で、今では全国あるいは全世界の人に見てもらえるようになりました。
かつては、テレビ番組と言えば、キー局が作る番組を思い浮かべる人がほとんどだったと思いますが、配信サービスの登場で、ローカル局が作る番組のファンも、徐々にですが増えていると思います。
そうした時代の追い風に、テレビ静岡が乗り切れているかというと何とも言えませんが、地方局にもチャンスがあるのは確かです。
キー局のように、予算がたくさんつく巨大番組はつくれないものの、1人のディレクターのうまみやえぐみが詰まったニッチだけど面白い番組を作るチャンスは、ローカル局にもたくさんありますよ。
就活生へのメッセージ
就職活動を控える皆さんへ
私が就職活動をしていたのは、もう20年近くも前なので、今の就活生の参考になるか分かりませんが…。
私は当時、就職をひとつのゴールのように考えていました。4年間の大学卒業とともに就職を迎えるので、分からなくもないです。ですが、働き始めてから、就職はあくまでスタートだと知りました。就職してからの人生はすごく長いです。全然終わらないです。
ただ、長いので、たとえスタートでうまくいかなくても、そのあといくらでもやり直しがききます。いまは転職も盛んですし、働き方のバリエーションも増えているので、私が働き始めた20年前よりも、やり直しのハードルはずっと低いと思います。
就職をゴールと考えず、そのあと半世紀以上続く人生の単なる一歩だと考えれば、面倒なエントリーシートの記入も面接も、少し気楽にできるのではないでしょうか?
人生はつまずいたり、遠回りしたりした方が味わい深いものになると思います。可能性を狭めることなく、自分を信じて頑張ってください。