PEOPLE
テレしずで働く人たち
足を何度も運んで取材し、
被災者を勇気づける放送を
伊藤 渚紗
(報道制作局報道部)
部署の紹介
小さな声にも耳を傾け
公平公正なニュースを迅速に
報道部は日々のニュースを取材し放送している部署です。中でも記者は、現場に行って取材をし、原稿を書きます。そして、まだ世の中に出ていないネタ(視聴者が知るべきニュース)を見つけ、放送を通して、視聴者のみなさんにお伝えします。
取材は、政治経済からスポーツまで幅広い分野がありますが、私は事件事故、災害などを主に扱う”社会部”で記者をしています。社会部の記者は事件事故や災害が起きると、その情報をいち早くキャッチし、カメラマンとともに現場で取材を行います。視聴者が今どんな情報を求めているのか、何を伝えなければならないのか、最新の情報は何かということを常に考えて撮影やインタビューを行っています。
警察や目撃した人だけでなく、被害に遭った人に直接取材をすることもあります。相手の気持ちを考え、そして、どんな小さな声にも耳を傾け、画面の向こう側により鮮明に届けられるように原稿を書きます。場合によっては生中継でリポートし、現場からよりリアルな情報を伝えることもあります。
日々のニュース以外にも、自分の気になる分野や気になる人にスポットライトを当てた長尺の特集を制作したり、長期密着を行うドキュメンタリー番組の制作を担当することもあります。
主なお仕事
社会部記者は朝と夜が勝負!
7:30…朝駆け
オフィシャルな発表からは入手できない情報、「関係者」からの情報を得るため、出勤前の警察官に話を聞きに行きます。
9:00…取材・出稿
取材内容は毎日変わります。どんな取材にも対応できるように事前に勉強しておくことが大切です。
11:40…他社チェック
お昼のニュースで私たちが把握していなかったことを他社が放送しているかどうか、チェックをします。
12:00…みんなでランチ
記者は県庁の記者クラブにいることが多く、みんなでおまちのランチを食べに行きます。
13:00…企画のために準備
スキマ時間にアポを取ったり、構成を考えたりします。
午後…署周り・警察官周り
情報をもらうためには警察官との日頃からの関係作りが大切です。事件について話を聞きに行ったり、挨拶をしに行ったりします。
17:15…夜回り
警察官の定時は17:15です。退勤した警察官を狙って話を聞きに行ったり、当直体制に入った警察署に行って昼間とは違う警察官と関係を深めたりします。
20:00…あすの取材に備える・帰宅
あすはきょうとまた違った取材に行きます。良い原稿が書けるよう、下調べをしてから帰宅をします。
やりがいのあった仕事・印象に残っている仕事
「継続取材で被災地にエールを」
2025年9月5日。国内最大級の竜巻が牧之原市と吉田町を襲ったこの日、私は被害に遭った現場を取材しました。根こそぎ倒れている電柱、壁が飛び部屋がむき出しの家、横転する車…目を疑う光景を絶望の表情で見つめる被災者を見たとき、この街に元気が戻るまで取材を止めてはいけないと思いました。
それから何度も多くの記者が被災地に足を運ぶなか、私は被害に遭ったクリニックの取材をすることになりました。屋根が飛ばされ、院内も医療機器も水浸しという状況から2カ月間、完全復旧するまでの道のりを何度も取材させていただきました。高齢化が進む地域での医療を大切にする医師の熱い思い、復旧できたという被災地での希望。この取材・放送が他の被災者を少しでも勇気づけられるのではないかと、やりがいを感じました。
入社して初めて経験する大災害でしたが、私たちが取材をし、ニュースにしなければ埋もれてしまう被害や希望があるのだと感じ、身が引き締まる思いでした。
テレしずだからできること
「やりたい!」気持ちを全力でサポート
テレしずは「やりたい!」と思った仕事を積極的にやらせてもらえます。私は、「今は有名じゃないけど、頑張っている人に焦点を当てたい」と入社当時から思っていました。取材が成功するかわからない、企画として成り立つかわからない中でも、「やってみよう!」と背中を押してくれる先輩や上司がいます。
私の熱意を尊重してもらえた結果、地元の食材を使ったジェラート店をオープンする男性、中東で漫画を出版するヤングケアラーの女性、クラフトジンを作る大学のベンチャー企業など、これまでにたくさんの人たちを取材できました。
また、テレしずは記者が顔出しリポートをする機会がとても多いと感じました。「こんな場所でリポート!?」と思うときもありますが、生の現場で自分が感じたことをわかりやすく伝えるという力がとても身に付くと感じました。
最後に、テレしずには温かくて、情熱的な先輩がたくさんいます。悩んでつまづいたときも、みんなが相談に乗ってくれる心優しい会社です!
就活生へのメッセージ
ニュースを作る責任感と笑顔を大切に
「これは伝えなければ」という視点を常に持っていられる人と、一緒に働きたいと思います!
世の中にはいろんなニュースが広がっていますが、そのどれもが記者が拾ってきたニュースです。逆を言えば、記者が拾わなければどれだけ大事なニュースでも、日の目を見ることはありません。
「これは伝えなければ」という積極的な気持ちでニュースと向き合うことで、県民が知ることのできる情報が増える、この責任感を感じながら取材をすることが大事だと私は学びました。
また、どんな仕事にも共通することですが、いつも明るく笑顔で人と接することができる人は、どこに行っても強いと思います。社内での人間関係が円滑に進むことはもちろん、様々な人と接する取材先でも、相手の懐にスッと入ることができます。取材相手との関係が良好ではないと、いくら自分が伝えたい!と思ったニュースも伝えられなくなってしまいます。
基本の「き」ですが、明るさと笑顔は忘れないでほしいなと思います。