PEOPLE
テレしずで働く人たち
”静岡の今”を取材
一市民の素朴な疑問を大切に
鈴木 櫻子
(報道制作局報道部)
部署の紹介
静岡の今を伝える最前線
トランプ関税に万博、コメの価格高騰にクマの出没…目まぐるしく動く社会の中で、皆さんはどんなニュースが気になりますか?
報道部は、“静岡の今”を自分たちの足で追いかけ、「ニュース」として視聴者に届ける部署です。私は報道部の記者として、カメラマンと一緒に現場で取材を行い、ニュース原稿を執筆。時には生中継でリポートをしたり、災害や選挙の特番の制作に関わったりすることもあります。
私の担当は県政・市政、つまり政治と行政が主な担当で、日頃、静岡県庁や静岡市役所を中心に取材しています。特に静岡市では今、新たなサッカースタジアムやアリーナの整備など、注目の大型事業が目白押しです。「本当に集客できる?経済効果はどれくらい?」市長会見などでは、自身も一市民としての素朴な疑問を問うようにしています。
また国政選挙が近づいてくると、国会や議員事務所に取材に行くことも。政治というと少し堅苦しい印象を持つ方もいるかもしれませんが、選挙の立候補者の意外な一面や、選挙戦の舞台裏を覗けることもこの仕事の醍醐味です。
主なお仕事
県政・市政担当の記者の1日
~比較的平和な日の場合~
9:30…県庁記者クラブに出勤&新聞チェック
(他社のニュースの表現や抜きネタがないか確認)
10:00…県議会・市議会議員にペン取材
(気になるネタや情報をゲットできることも?)
11:00…静岡市長定例会見を取材
(市の事業や予算編成などについて質問)
12:00…会見内容のニュース原稿を出稿
(決められた秒数で執筆・テロップ案も記者が作成)
13:00…県庁周辺でランチ
14:00…自分で提案したニュース特集の取材へ
(カメラマンと一緒に県内各地に出張も可能)
17:00…本社or県庁記者クラブへ
(他局のニュースチェックや翌日取材の仕込みなど)
19:30…退勤
やりがいのあった仕事・印象に残っている仕事
「万博に出張!“静岡県発”熱狂の3日間」
記憶に新しいのは、2025年に開催された大阪・関西万博です。
6月に、静岡県が3日間限定で食文化をPRするブースを出展していたことをご存じですか?県の肝いり事業ということで、県政担当記者として半年にわたって準備の過程や関係者の思い入れを取材し、当日は現地から夕方の情報番組でアナウンサーと共に生中継も行いました。
猛暑と人混みで、バタバタの現場となりましたが、3日間のブース来場者数は県の想定の倍以上という大盛況に。企画者の方と立ち話をした際、「僕がやりたかったのはこれです」と目を輝かせていたのが忘れられません。まさに“静岡の大人が本気でつくる文化祭”といった空間でした。今後、県内にどんな好影響をもたらすのか注目です。
心残りなのは、万博自体も大混雑で、2日間もいたのにパビリオンを一つも見られなかったこと。ミャクミャクと写真を撮り、とりあえず大屋根リングを一周歩いて帰りました…。
テレしずだからできること
視聴者に寄り添う×スピード発信
県内にはいくつかテレビ局がありますが、テレビ静岡が大切にしているのは「ご近所テレビ」という姿勢です。地域の出来事を、少し離れた目線ではなく、同じ街に暮らす一人として伝える。先輩方が長年の取材で築いてきた人脈や信頼関係を引き継ぎながら、県民に寄り添った番組づくりができるのは、テレしずならではの強みだと感じています。
また、現場記者一人ひとりの裁量が大きいのも魅力です。自分で見つけたネタや気になったテーマを提案し、編集長と相談しながら、時には長めの尺のニュースとしてじっくり展開させてもらえます。扱うテーマに制限はありませんが、視聴者の生活に身近な話題が多いのも特徴です。
そして最近ではテレビ局もインターネット配信の分野にも力を入れています。テレビ静岡の強みはその速さと量。インターネット担当の編集長を筆頭に、現場記者も速報性を意識しながら取材・情報共有にあたっています。
就活生へのメッセージ
好奇心があなたの一番の武器になる!
私が一緒に働きたいと思うのは、一人ひとりとの出会いや関係性を大切にしながら、どんなことにも前向きに向き合える人です。取材や番組づくりの現場では、専門家や大学の教授、企業の社長、学生、そして災害で被災された方など、さまざまな立場・年代の人と出会います。
相手の立場に立って言葉を選び、自分自身のことも少しずつ知ってもらう。先輩記者の姿を見ていると、仕事であっても一人の人として誠実に向き合える姿勢が、この仕事では何よりの力になると感じます。
自分の好きなことや夢中になれるものを持っていることは、もちろん大きな強みですが、自分の守備範囲外の事柄でも「よく分からないけど、ちょっと気になる」「まずは聞いてみたい」と思える好奇心を大切にしてほしいと思います。知らない世界に一歩踏み出せる人と、ぜひ一緒に働けたら嬉しいです!