PEOPLE
テレしずで働く人たち
事実から感じる疑問が
社会を動かす
福島 流星
(報道制作局報道部)
部署の紹介
テレビもネットも。
多様な発信で“今”を伝える報道部
報道部は「ただいま!テレビ」内のニュースをはじめ、昼・夜の定時ニュースの放送や、ドキュメンタリー番組、選挙・防災に関する特別番組を制作しています。また、FNNプライムオンライン、Yahoo!ニュース、LINEニュース、YouTubeなど、インターネットを通じたニュース発信にも力を入れています。テレビの前の視聴者だけでなく、スマートフォンやパソコンでニュースを見る人たちにも、わかりやすく「へ~~」と思ってもらえるニュースを届けられるよう、言葉の表現や映像の工夫など日々試行錯誤を続けています
私はテレビ静岡に入社後、記者として、事件・事故・裁判を中心に取材する社会部を担当し、現在は県政キャップとして、静岡県の政治や行政を取材しています。また、長期間に渡って密着取材し制作するドキュメンタリー番組をこれまでに3本制作しました。
主なお仕事
ドキュメンタリー制作日の1日
09:30…出社・カメラマンとともに新幹線で東京へ
11:00…再審法について研究する弁護士にインタビュー取材
12:00…昼食
13:00…過去、袴田事件の裁判を担当した元検事の自宅を訪問
ご家族と相談するも、取材は叶わず。
後日手紙でやり取りすることに。
15:00…帰社・取材の成果を上司に報告し、今後の方針を確認
別の専門家に電話で取材アポ
16:00…過去の裁判資料や映像資料を見返し、
番組に使えるものがないか洗い出し
やりがいのあった仕事・印象に残っている仕事
「会社の垣根を越えて向き合った袴田巖さん再審無罪判決」
社会部担当記者、そしてドキュメンタリー番組担当者として取材を続けてきた袴田巖さんの再審無罪判決です。2023年の再審開始決定から取材を重ね、2024年9月の無罪判決当日は橋下徹さんをゲストに迎えた特別番組を放送しました。
私はスタジオで解説を担当しましたが、当日の裁判担当記者はもちろん、編集長・デスク・カメラマン・音声・アシスタントなどなど、ここで紹介しきれないほど多くの人たちと一緒に1つの番組を作り上げた経験は、強く印象に残っています。
そして、いかに正確なニュースを伝えるか――その目的は、テレしずだけでなく、他のテレビ局や新聞社、そして裁判所、検察、弁護士も同じです。裁判所の敷地内で中継可能なエリアを設けるため、裁判所の担当者と何度も協議を重ねました。裁判資料を迅速に各社で共有できるかについては、他局の記者とも繰り返し打ち合わせを行ってきました。
会社の垣根を越え、「正確に伝える」という同じ目標に向かって取り組んだ経験は、記者としての視野を大きく広げてくれました。この現場で得た学びは、今の自分にとって大きな糧になっています。
テレしずだからできること
若手のうちから社会を動かすテーマに挑戦できる
約7年の記者生活の中で、ドキュメンタリー番組の制作に3度携わりました。
・不漁が続いた静岡県の名産・サクラエビ
・違法な盛土が引き起こした熱海土石流災害
・2024年に再審無罪となった袴田巖さん
若いうちから1時間のドキュメンタリー制作に挑戦できるのは、地方局、そしてテレしずならではの環境だと感じています。2024年に放送した袴田巖さんのドキュメンタリーでは、上記「印象に残っている仕事」の過程で感じた“再審法の不備”に焦点を当てました。正直、法律と聞いて「難しそう」と感じる人は少なくないと思います。私自身、法学部出身でも法律に詳しいわけでもありません。ただ、一度死刑判決が確定した男性の有罪・無罪の判断に58年もかかったという事実。その背景には法律の問題があるのではないかと感じ、取材を始めました。
現在、国会でも「再審法」は大きなテーマとして議論されています。この番組をきっかけに関心を持つ人が増え、世論が動き、制度が見直され、えん罪被害に苦しむ人が一日でも早く救われる社会につながってほしい。そんな思いを込めて番組作りができること、そしてそれを全力で支えてくれる環境がテレしずにはあります。
就活生へのメッセージ
映像の力で静岡の“今”と“未来”を伝える仕事
皆さんの記憶に残っている「ニュース」を思い出してみてください。印象に残っているものほど、映像とセットで覚えているのではないでしょうか。映像には、それだけ人の心を動かす力があります。
記者の仕事は、「知りたい」「伝えたい」と思ったことを、自分の足で取材し、自分の言葉で届けられる仕事です。名刺一枚でさまざまな人に会い、話を聞くことができます。同じニュース、同じ一日は一つとしてなく、毎日が新しい挑戦の連続です。事件や災害の取材は、正直つらいこともあります。それでも、“一生懸命”現場に真剣に向き合う姿勢は、周囲の仲間の力になります。悩んだ時には相談できる同期がいて、時には飲みに連れ出してくれる先輩もいます。机に向かうだけの仕事はちょっと違うかも、と思ったあなた。私たちと一緒に、静岡の「今」そして「未来」を伝えてみませんか。