マスクと熱中症~体温上昇に注意「顔から熱を放散」妨げる 静岡

2020年05月22日(金)

暮らし・生活芸能・スポーツ

1822人。これは、去年5月から9月に、県内で熱中症により、病院に運ばれた人の数です。
今年は多くの人がマスクをしていることと、外出の自粛、学校休校が続いたことで去年以上に厳重な警戒と予防が必要です。

5月、早くも真夏日を記録したところもあり本格的な夏はもう目の前です。

加藤洋司記者 「熱中症に対しては今年も厳重な対策が必要な中、これまでと違うのは、こうしたマスク姿です」

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、いま、ほとんどの人が外出時にマスクをしています。
また、飛沫の拡散を防ぐためマラソンランナーはフェイスガードやバフと呼ばれる布をつけトレーニングをしています。

ランナー 「若干息苦しいというのはあります。あと暑いので汗が出るところ位。(気を付けているのは?)水分補給とか、あまり追い込みすぎないようにしています」

緊急事態宣言が解除され、公園に戻ってきた子供たちの声。
しかし、これからの季節は体調の異変に十分な注意が必要です。

母親 「マスクが何しろ暑いので、本当に脱水は一番気を付けます」
別の母親 「適度に日陰で休ませるとか、難しいけれど。子供は熱中して遊んでしまうので」

熱中症の症状は頭痛や筋肉痛に始まり、汗がとまらなくなる症状、意識障害、けいれんなどがあり、去年、全国で126人が命を落としています。
マスク姿で過ごす今年の夏は、さらに警戒が必要です。

中東遠総合医療センター小児循環器科・岩島覚部長 「服を着ている場合、顔から熱を放散します。マスクをしていると半分位の作用が抑えられ、熱がこもりやすくなる。子供はもっと要注意。身体の割合で頭が大きい、大人に比べると。顔から熱を放散する作用があるけれど、マスクをすると表情を見にくいし、リスクが高くなると考えています」

3カ月近くに及ぶ休校を経て、静岡市では5月25日から学校の授業が始まります。
新型コロナウイルスの感染を防ぐ対策と合わせ、熱中症に対する備えも必要です。

市内86の小学校では、3月までにエアコンの設置が完了しました。
ただ、エアコンだけでは外の空気と入れ替わらないため、窓をあけ換気をしながら適切な状態を考えていきます。

清水三保第二小学校・糠谷眞規校長 「例年以上に熱中症の対策はていねいに。こまめな水分補給、体調管理、保冷剤、冷たくなるタオルとかも用意させ例年以上に取り組んでいきたいと思います」

体育の授業も心配です。
スポーツ庁は「マスク着用は必要ない」と、各県の教育委員会に通知しました。
間隔を2メートル以上確保するなどの対策を講じることが条件です。
中国で4月、マスクを着用していた中学生の死亡事故が相次いだことや、熱中症のリスクを考え判断されました。

それでも、生活リズムを作れていない子供たちの体調は気がかりで、岩島医師は気温や湿度などを元に、環境省が示す「暑さ指数」を見ながら、広いところで徐々に体を動かすことが大切と話します。
また、水分や塩分の補給についても今年は柔軟に考え、より適切な対応が必要と指摘します。

中東遠総合医療センター小児循環器科・岩島覚部長 「スポーツ飲料は少し糖分が高いので若干薄めるとか。水だけだと、どうしても体のバランスが崩れてしまうので、そういう注意が必要。経口補水液の方が圧倒的に良いと思います、お茶よりも」

学校も、真夏の暑い時には教室で保健体育の授業を行うことなど、内容を考え対応していく方針です。

清水三保第二小学校・糠谷眞規校長 「子供たちの大切な命を預かる学校ですので、(コロナ感染症と熱中症)どちらかだけではなく、どちらも両立できる最善の方法を、その場その場で先生たちをアイデアを出し合っていくしかないと思っています」

マスクを着用した、これまでにない生活様式。
自分自身の健康管理はもちろん、周りの人の変化や体調にもいままで以上に気を配る、この夏は、そうした姿勢が必要です。

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