川勝知事 立候補表明の舞台裏 擁立候補決まらず…自民に焦りも 県民に選択肢を示せる?

2021年04月13日(火)

ビジネス(政治・経済)

【対立候補の行方は?】

本谷育美アナウンサー:告示まで2カ月を切って、ようやく現職が立候補表明となりました。

このまま他に立候補者は出て来ないのでしょうか。

県政担当の入口記者に聞きます。

12日、浜松市の鈴木市長も立候補を否定しましたが、なぜ、このように対立候補が出てこないのでしょうか。

入口鎌伍記者:一言で言えば、現職の川勝知事が選挙に強いからということにつきます。

川勝知事は初当選した2009年の選挙こそ、次点と1万5000票あまりの差でしたが、2013年の選挙では、有効投票の70パーセント以上を獲得して圧勝しました。

前回選も2013年から比べれば、大きく票を減らしたものの、80万票以上を獲得し危なげなく勝利しました。

このように川勝知事に勝てる候補を探すのは、簡単なことではありません。

本谷アナ:前回、前々回とかなり票に差があるということですけども、自民党や経済界の一部が、擁立しようとしていた浜松市の鈴木康友市長は川勝知事に“勝てる候補”ではなかったのでしょうか。

入口記者:鈴木市長は自民党にとっても大本命の存在で、本人もその意欲はありました。
   
2020年から自民党県連は、鈴木市長本人や市長の後ろ盾となっているスズキの鈴木修会長、浜松商工会議所の大須賀会頭と接触を重ねてきました。

しかし、自民党は鈴木会長が最もこだわっている行政区の再編について、昨年度中に区割り案を1つに絞り込めなかったほか、後継となる市長候補を見つけることもできず、行政区再編実現へ道筋を立てることもできませんでした。

実は鈴木市長は、3月下旬には後援会の幹部を前に「立候補しない」意向を伝えています。

しかし、その後4月上旬に自民党県連の上川会長が直接、鈴木市長の説得に動いたほか、旧知の間柄である菅総理との共通の知人が、背中を押したこともあり、先週末には鈴木市長が自ら、鈴木会長に立候補を直談判したものの、理解を得ることが出来ず、立候補をあきらめたという経緯があります。

本谷アナ:では、このまま自民党は候補者を立てられないまま、選挙となってしまうのでしょうか?

入口記者:最後まであきらめない姿勢を見せています。
   
自民党内には、県連会長である上川会長が責任をとって「立候補するべき」という声もありますが、内閣の一員であり、現職の法務大臣である上川会長が辞任して立候補するのは、非現実的との見方が強いです。

本谷アナ:ですが、川勝知事は当選すれば4期目を迎えます。いわゆる“多選批判”が出てきてもおかしくありませんが、どうでしょうか?

入口記者:専門家も、対立候補が出てこない現状について「有権者が選択肢を持てないということはあってはならない」と指摘します。

 静岡大学人文社会学部(政治学)井柳 美紀教授
「川勝知事が今回また立候補するというのは、予想された動きだったと思いますが、前回(独自候補を)擁立できなかった自民党が時間があったにも関わらず、まだ候補者を擁立できていないというのは、県議会の中で厳しく川勝知事と対峙していただけに非常に対応が遅いなというのは気になるところかなと。やはり自民党の本気度が問われる」

一方で、鈴木市長の擁立が頓挫したことについては・・・

井柳教授:
「県政と言うのは、県民全体のものであるので、特定の声や特定の影響力のある人だけで決めるのではなく、県民全体にとってどういう視点が必要かというところで候補者を選ぶという視点が必要かな」

入口記者:知事選は4年に1回の県のトップを決める有権者にとって重要な選挙となります。

特に自民党は川勝知事への批判を繰り返してきたわけなので、県民に選択肢を示す責務があると思います。

本谷アナ:対立候補が出てくるのか、今後の動きが注目されます。
知事選は6月3日に告示され、20日に投開票されます。

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