手のひらサイズの動物たち SNSで人気上昇の木彫り作家 静岡

2021年06月11日(金)

地域話題

何とも言えないかわいい表情の手のひらサイズの「クマ」、そして「手つなぎラッコ」。

SNSで人気の木彫りの作品を作っている作家が、静岡県沼津市にいます。

素朴でかわいらしい表情のネコ。

幸せそうな表情のイヌ。

手のひらサイズのこの作品たちは、すべて木彫りです。

作っているのは沼津市に住む木彫り作家の川崎誠二さん。

7年前に木彫りを始めたきっかけは・・・。

木彫り作家・川崎誠二さん 「一緒に住んでいた姪が中学1年生の時に、夏休みの工作の宿題で”木のトースト”を彼女作ったんですね。僕はそれを見て、木で彫るんだったらこう作ればいいのにというイメージが沸いたので、勝手に取り上げて私が彫って作ったのが(木彫り作家としての)きっかけです」

その時に作った木彫りのパンの写真をツイッターに投稿したところ大反響。

木彫り作家としての活動が始まりました。

当初作っていたのは、本物そっくりの食べ物たち。

ミョウガや肉、お菓子など、実物と見間違えそうなほどの仕上りです。

中には、流木から生まれた板チョコ?!に焼き魚も!

川崎誠二さん 「(最初は)見る人にとってすごい近いものを作っていましたね。そうするとやっぱ見た人が、もの(作品)見ただけで距離感がぐっと近くなりますから」

ーツイッターの反応ー

「これ木でできているのですか!?本物と全く見分けがつかなくて驚きました」(みょうが)

「たまらなく愛おしくなる作品!」(きのこの山)

さらに反響は海外からも。

川崎誠二さん 「(作品を)ネットに上げたら数分後にパレスチナの人からメッセージが来て、『いつもすごいと思っているよ。お前の作品を実物で見たいと思っている』みたいなコメントもらったりして。我ながらインターネットすごいなと思いました」

そしていま主に制作しているのは、小さくてかわいらしい「木彫りのちっこいどうぶつ」シリーズ。

角材をおおまかに切り取ったあと、様々な角度の動物の写真をみながら彫刻刀を使いわけて彫ります。

川崎誠二さん 「(Q:大体写真を見ながらやる?)そうですね、やっぱ見ないとわからないので。特にフクロモモンガに関してはわからなかったので。ネコとかだと、ネコといえばこうというイメージが僕の中にもあるし、世の中的にもある程度あるから作りやすい要素はあるんですけど、全然どうすればいいのっていうものだとすごい悩みますね」

1匹完成するまでに少なくとも数日かかりますが、こうして作った作品は150種類以上に上ります。

川崎誠二さん 「木の塊が、木の塊じゃなくて食べ物になったり、生き物になったり、現れてくるということが面白いですよね。生き物だったら命が宿るじゃないですけど、そういう感覚とかは不思議な感覚がありますね」

SNSで人気に火が付いた川崎さん。

作品を見た人からの要望もあり始めた木彫り教室も好評です。

新型コロナの感染拡大前は神奈川や千葉など県外からも生徒が通っていました。

生徒 「木彫りをやってみたいなと思って探したら川崎さんが出てきたので、(姉妹で)一緒に来ました」

別の生徒 「もっとすごい彫れると思って来たら、全然彫れなくて。それを見ちゃうと(川崎さんは)すごいんだなとわかる」

生徒たちが彫っているのは飼っているペットをはじめ、果物やアクセサリー用のお皿など様々。

川崎誠二さん「首をちょっと細くして、顔もちょっと合わせて細くしちゃってもいいのかもしれないけどね」

教え上手なのか、今では師匠顔負けの作品を仕上げる生徒も。

生徒 「先生がああしたらこうしたらと細かくアドバイスしてくれて、結構いいものができちゃいまして。家に帰ったら孫とか女房が『すごい!』と天才扱いされまして。有頂天になってそれからどんどん続けているという感じです」

川崎誠二さん 「初めて来た人から『こういうの作りたい』というのを聞いて、見本で自分も作ってみたりすることで自分の幅が広がっていくという要素もあるし、そういうところは面白いですよね」

広がり続ける活躍の場。

今後はよりメッセージ性のある作品も作っていく予定です。

木彫り作家・川崎誠二さん 「絶滅した動物を作ったら面白いかな。人間が絶滅させちゃったやつ(動物)を僕がすごくかわいく作った時に、そこに人のエゴみたいなのが実はあるけど、でもそこにかわいく見える、そういう作品をつくったら面白いかなと」

ひょんなことから始まった人気作家への道ですが、かわいくて癒される作品からウィットに富んだ作品まで、作品の幅はますます広がっていきます。

◆川崎さんとその作品◆

川崎さんは現在36歳。

大学は工学部で、建築や交通計画を学んでいたそうです。

高校、大学では美術部でしたが、彫刻ではなく絵画作品を作っていたそうです。

VTRにも出てきた木彫り作家になるきっかけとなったトーストを作った当時は、大学を中退して沼津に帰り無職だったとのこと。

まさにツイッターから始まったサクセスストーリーともいえます。

大きさにより1個2万円からオンラインショップで販売していますが売り切れ状態で、作品を手に入れるのは難しくなっているそうです。

作品をモデルにしたガチャガチャも作られることになっています。

イヌやクマなど6種類に加えシークレット1種類。

こちらは1回300円、8月頃から販売が始まるそうです。

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