親子3代馬術一家の中学生全国チャンピオン 祖父と母の背中を追いかけて 静岡

2021年09月28日(火)

芸能・スポーツ

馬術の種目は3種類あります。演技の正確さと美しさを競う「馬場馬術」と、コース上に設置された障害物を飛び越える際のミスの少なさと走行時間を競う「障害馬術」、そして馬場と障害の2つにダイナミックなクロスカントリー走行を加えた「総合馬術」です。

今回注目するのは障害馬術で、中学生の全国チャンピオンに輝いた静岡市の浅川駿萬(しゅんま)さんです。

浅川家は3代で馬術に取り組む馬術一家。祖父はパラリンピック出場歴を持ち、母は国体選手。幼少期からの英才教育を受けた彼の秘めた夢とは?

◆成長を支える2人 祖父と母
人とウマが互いの呼吸を合わせて行う「馬術」。オリンピックでは1900年の第2回大会から続く歴史ある競技です。

中でもコース上にある柵などを飛び越えタイムを競う「障害馬術」で、14才ながら16歳以下の全国大会チャンピオンに輝いたのが、静岡乗馬クラブに所属する浅川駿萬さん(聖光学院中2年)です。

馬術は生涯できるスポーツ、競技者の平均年齢は50歳。

ただ駿萬さんは自宅が乗馬クラブを営み、生後4カ月で歩くより先にもうウマに乗り始めました。彼を馬術へと導いたのが、祖父・信正さんです。

祖父・信正さん:
「ウマにちゃんとついて行くのはかなりのものだけど、自分でコントロールするとなると(まだ)難しい」

2012年のロンドンパラリンピック馬術競技に出場した、静岡馬術界の第一人者で、今では20人を育成する指導者です。

そしてもう1人。元国体選手の母・牧子さん。英才教育を受け、県馬術界のサラブレッドは大きく成長を遂げました。

母・牧子さん:
「小さい時からずっと見ているので息子ながらすごい、こんなに成長できるのかなというくらい。楽しませてもらっているという感じです」

練習をのぞいてみると、朝5時から始まっていました。ウマは暑さに弱いため、30分と決められた時間の中で短期集中。

祖父・信正さん 「感じないとだめだよ。失速されそうって」

厳しい視線を送り、技術面をアドバイスする信正さん。

母・牧子さん 「よかったね、飛べて!」

対照的に、牧子さんが大切にしていることが「選手側の気持ち」。今は“喜び”を伝える事を重視しています。

◆ウマは「導いてくれる存在」
練習が終了すると、やっと一息。と思いきや、馬術はこれで終わりません。

浅川駿萬さん:
「爪の裏に石が入っていたら痛いので見てあげながら、きれいにしてあげながらという気持ちでやっています。(Q.ウマはどんな存在ですか)僕を上に導いてくれる存在です」

相棒・晴喜とは去年からペアを組み、信頼関係を築いてきました。

浅川駿萬さん 「ワン・トゥー・スリー、すげー!最高」

ウマと呼吸を合わせるため、大きな声で合図を出しています。

祖父・信正さん:
「みんな静かに乗ってるのに恥ずかしいから声かけるなと言ってるんだけど、ついつい出ちゃうんじゃないかな。強さの秘訣ということではないけど、表現しちゃうんじゃないかな」

◆秘めていた目標は「オリンピック」
家族とは練習場でも家でもいつも一緒。彼の馬術にとって親子3代の絆は欠かせません。

母・牧子さん:
「いろんな人に感謝しながら競技で一生懸命頑張っていってほしいなと思っています」

祖父・信正さん:
「いつもはふざけているんだけど(駿萬さん:ふざけてないもん!)。いいところは『勝負にいくぞ』と失敗して悔しい思いをすると、弾みになって次の成績につながる」

いつか母と祖父を喜ばせたい。これまでの感謝も込めて、恥ずかしながらある目標をこっそり話してくれました。

浅川駿萬さん 「来年ひとつ上のジュニアクラスで優勝したいです。オリンピック目指そうかなと思っています」

親子3代の絆を胸に、いつか夢舞台へ。飛躍のジャンプで、今後の大きな成長が楽しみです。

直近のニュース

テレしず番組公式サイト

ただいま!テレビ

防災情報

静岡のニュースポータルサイト ShizLIVE

Line公式

Facebook公式

Twitter公式

Instagram公式

FNNプライムオンライン

FNN PRIME online

FNNビデオPost

ページの先頭へ