大雨で高齢者施設が床上浸水 平均90歳の入所者18人が無事に避難できたワケは 静岡・森町

2022年07月28日(木)

地域暮らし・生活

26日静岡県内は記録的な雨となりました。森町の高齢者施設は泥水が流れ込んだものの入所者を安全な場所へ避難させました。高齢者施設の担当者たちはどんな思いでどう行動したのか、また私たちは“その時”に備え何を準備してべきなのか取材した。

◆「泥水があっという間に流れ込んで」

26日の朝、静岡県西部は非常に激しい雨に見舞われました。浜松では、1時間に78.5mmと7月の観測史上最大の雨量を記録し、道路の冠水が相次ぎました。

市街地で排水が追い付かず、低いところに水がたまる「内水氾濫」です。

こうした中、床上まで水に浸かる事態となったのが森町にあるグループホーム「たんより」です。

窓の下のすき間から入った泥水が、床の上に広がっていったといいます。

たんより・野口加代子ホーム長 「午前7時10分から15分くらいの間に東側の窓からコーヒー牛乳のような泥水が流れてきて、そこからあっという間に5~10分間で床に泥水が入ってきた」

◆近隣・役場・消防が避難サポート

消防に連絡すると隊員が駆け付け、消防と町が用意してくれた車で安全な施設へ入所者を避難させました。

一夜明けた27日、野口ホーム長は「危機感の大切さを感じた」と話します。

施設には高齢者18人が暮らしていて、平均年齢は90歳です。

野口ホーム長 「わりと連携よくスムーズに対応できたと思っています。近隣の方や消防、役場など周りからのサポートがあって早く避難ができたので、日々のネットワークづくりが重要になってくる。今後もちゃんとやっていきたい」

◆浸水想定地域でなくても備えは必要

森町で最も心配される浸水被害は、町の中心近くを流れる太田川の氾濫です。ハザードマップでは5mを超える浸水が想定される地域もあります。

一方、グループホーム「たんより」がある場所は「白色」。太田川の洪水の想定浸水区域には入っていません。

それでも、脇を流れる川が上流であふれたのか、行き場をなくした水が入り込んできたのか。浸水被害を受ける現実が、はっきりと分かりました。

◆被害がある前提で準備を

これまで火災の想定も含め月1回の訓練などを進めてきた「たんより」のスタッフ。避難の順番の決定や地域とのネットワークの構築に、今後も取り組みたいとしています。

野口ホーム長 「(被害が)ある前提で準備をしておかなければいけないなと。防災グッズも押入れの底のほうにあったりするので、すぐに取り出せるところに置くなど見直しが必要と思っています」

今回は日中の増水でしたが、「もし夜中だったらどうなったか」と話す野口ホーム長。被災を教訓に備えの見直しを進めます。

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