宗教法人に大量の土砂搬入で一部が川流出 裁判所は損害賠償支払いと土砂除去命じる判決 静岡・伊豆市

2023年03月03日(金)

地域

裁判所は市の訴えをおおむね認めました。

静岡県伊豆市の宗教法人・平和寺本山の敷地には、2020年8月までに廃棄物を含む大量の土砂が持ち込まれ、一部が近くの柿木川へ流れ出ていました。

この問題で伊豆市は宗教法人などに、流出防止対策の費用など約3500万円の損害賠償の支払いと土砂の除去を求め提訴し、宗教法人側は「土砂の投棄に関与していない」と請求棄却を求めてきました。

そして3日の判決言い渡しで静岡地裁沼津支部は市の訴えをおおむね認め、3100万円あまりの損害賠償の支払いと土砂の除去を宗教法人に命じました。

伊豆市・菊地 豊 市長 「2年余りにわたる法廷での係争に区切りがつき、安堵はしています。敷地内に残された土砂の除去は、県などと連携しつつ適切に対応してまいります」

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