「やっと母を連れて帰れた」家族が遺骨を抱いて自宅があった場所に 熱海土石流

2023年03月06日(月)

地域

2021年7月 静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流で、最後の行方不明者となっていた太田和子さんの葬儀が5日 営まれ、家族とともに自宅跡に帰りました。

太田和子さんは土石流で自宅とともに流され行方不明となっていましたが、2月 土砂の中からようやく骨が見つかりました。

5日は葬儀が営まれ、和子さんは家族や親族と一緒に自宅があった場所へと帰りました。

1年8カ月ぶりの帰宅となり、花と線香が手向けられました。

長男・太田 朋晃さん 「やっと母を自宅へ連れて帰れて、家族みんなでそれを迎えてあげられたことをうれしく思います。『お帰り』ですよね。やっと家へ帰ってきて、家はないですけど、家のあった場所に帰って来られて、本当に『お帰りなさい』という気持ちです。骨がみつかったという連絡を頂いてからはホッとしたような気持ちでいて、供養もできましたので、これからは自分のことを前を向いてやっていこうと思っています」

長男・朋晃さんは、改めて母を見つけてくれた多くの人への感謝の思いを伝えました。

この土石流災害では太田和子さんをはじめ、災害関連死を含め計28人が亡くなっています。

家族をはじめ大勢の人の人生を狂わせた、こうした土石流災害が2度と起きないよう原因究明と再発防止が求められます。

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