水に浮くランドセル…救命胴衣や防災ずきんに変身 東日本大震災の小学生犠牲きっかけに開発

2023年03月09日(木)

地域

子供たちを水難事故や災害から守ろうと、浜松市の企業があるランドセルを開発しました。

落合健悟 記者 「私が背負っているこのランドセル。登下校中の小学生を守る秘密があるんです」

浜松市東区で眼鏡用品を取り扱う「栄商会」が開発したランドセル。名前は「ウクラン」です。

普通のランドセルと違いナイロン製ですが、どんな特徴があるのでしょうか。

栄商会・吉澤 隆 社長 「この後ろのバックルを取って頭に持ってくると、防災ずきんになります。これを前に持ってくると、救命胴衣という形になります」

かぶせる部分を前に回すと救命胴衣として使用でき、水に浮くことができます。

試験では体重80kg人でも丸1日浮いていられる結果が出ていて、小学生には安心の設計です。防災ずきんとしても使えるそうです。

小学生が犠牲となった東日本大震災の被災地を視察した吉澤社長の知人が提案し、約4年をかけて開発されました。

栄商会・吉澤 隆 社長 「浜松も海が近いし、南海トラフとか言われていますので。もう(ランドセルは)置いておくものではないと思うんですよね。防災用品というのは常に身に着けていて、何かあったらそれで自分を守るという形で日常使いしてもらいたい」

現在は1色のみの販売ですが、今後 別の色も増やしていくほか、大人でも使える防災カバンの開発も検討しているということです。

値段は4万9500円で、新東名の駿河湾沼津サービスエリアで販売しているほか、インターネットでも販売しています。

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