マスク着用“個人判断”で変化は? 中心街・スポーツジム・商業施設・高齢者施設  静岡県

2023年03月13日(月)

地域

政府の指針が見直され、13日からマスクの着用が個人の判断にゆだねられることになりました。静岡市の中心市街地ではマスクを外している人は少なく、ほとんどの人がマスクを着用していました。

◆静岡市中心街では?

菱川拓斗 記者 「午後12時を回ったところです。静岡市の街中でもマスクを外している人の姿はほとんど見られません」

政府はこれまで新型コロナの感染対策としてマスクの着用を推奨してきましたが、13日から個人の判断にゆだねられることになりました。

静岡市の中心部では、ほとんどの人がマスクを着用していて、外している人はあまり見られませんでした。

マスク着けている人:
けさのニュースを見て外してる方も少ない感じだったので、私もやめました

マスクを外している人:
ずっとマスクを外したくて。元々 任意だったと思うんですけど、外で外してる方もだいぶ少なかったので、後ろめたさがあったんですけど、きょうから堂々と外せるなと思ってさっそく外しました

◆JR静岡駅では?
通勤・通学の時間を迎えた13日朝 のJR静岡駅。
駅では駅員や乗務員はマスクを着用していますが、13日から乗客にマスク着用を呼びかけることはしていません。

しかし9割以上の人がマスクをしていました。

マスクを着けている人:
周りの方への配慮や、外してはいけないという雰囲気があるので

マスクを外している人:
耳の後ろが痛くなるのと眼鏡も曇るので、もともとマスクをするのが好きじゃないのでこの機会にとろうかなと

マスクを外している人:
もともとマスクは好きではなくて、顔がかゆかったりいろいろ不都合で苦しかったりするので、開放されたいなと思っていて

政府は混雑している列車やバスの中や病院や高齢者施設などでは、マスクの着用を推奨しています。

◆スポーツジムでは?

インストラクター:
話しする時はマスクを外した方が伝わるかなと思っています。でも皆さんに近づく時は、着けようかなと思っています

三島市のこちらのスポーツジムでは、これまでスタッフ・利用客ともにマスクを着用してきましたが、13日からは個人の判断としました。

利用客:
みんなマスクを取るの?

インストラクター:
どっちでもいいですよ。自分の思ったように

バランスよく筋肉を鍛え体や姿勢を整えるピラティスの教室では、マスクを外す人も着用したままの人も、それぞれ見られました。

マスクを外した利用客:
息がよくできて、気持ち良く体操ができました

マスク着用の利用客:
両親が基礎疾患を持っていて病院へ連れて行くので、(新型コロナに)かかるわけにいかない。様子を見ながら徐々に外そうかなと思います

BODY DESIGN PLANNIG 三島店・多家 真生さん:
利用客が安全で気持ちよくトレーニングができる環境を作っていきたいと思うので、そういった対策も臨機応変にやっていきたい

こちらでは、ランニングマシンなどのパーティションも当面は設置を続け、利用客の声などを受けて対応していくということです。

◆商業施設では?

伊東市にある観光施設・伊東マリンタウンでは、利用客にマスクの着用を求める張り紙や看板を12日のうちに撤去した一方、各テナントの従業員に対しては…。

伊東マリンタウン営業グループ・冨岡 真一郎リーダー:
スタッフに関しては利用客の安全・安心を考えた上で、当分の間はマスクの着用期限はいつまでというのは決めていませんが、様子を見て周辺施設とも調整して、しばらくの間はマスク着用でいく

そのうえで飛沫の飛散を防ぐビニールシートなどの設置については、テナントごとに判断するようにしたということです。

◆高齢者施設では?

約80人が入所する、下田市の高齢者福祉施設みくらの里。

コロナ禍以降、面会は窓越しからかオンラインの利用と制限してきましたが、13日から3年ぶりに対面での面会が再開となり、さっそく施設に足を運ぶ家族の姿も見られました。

面会に来た家族:
きょう初めてだったので(面会に)来たのが大変喜んでくれて。私の名前を覚えてくれていて、うれしかったです。手もつないできました

ただ入所者は重症化リスクが高い人も多いほか、これまでにも施設内で感染がまん延したことがあることから、面会に訪れた人や職員に対しては、引き続きマスクの着用を求める方針です。

社会福祉法人 梓友会・川島 優幸 理事長:
なるべく早い解除を行いたいというのが現実的な思いですが、もう少し待っていただくというのが最大限できる配慮ではないかと

川島理事長は感染状況や社会情勢を見定めながら、徐々に緩和していけたらとしています。

【解説】
マスクの着用が13日から個人の判断にゆだねられることになり、さまざまな場面でマスク着用の緩和が進められています。

スーパーやコンビニ、それに百貨店・ホテルなどの業界団体は「原則個人の判断にゆだねる」としています。

ただ店・施設の判断によって、利用客に着用を求めることもあるということです。

また東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンでも、マスクの着用は来園者の判断にゆだねられることになりました。

一方 ジャパンラグビーリーグワンやプロバスケットボールリーグBリーグは、声を出して応援する観客に引き続きマスクをするよう求めています。

新型コロナの感染拡大で始まったマスクを外せない生活から約3年、マスクとの生活は13日 大きな分岐点を迎えました。

ただウイルスがなくなったわけではなく、マスクを外すとしても場所や相手に応じて着用するなど、柔軟に対応していくことが求められます。

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