熱海土石流 「より最善になる余地は十分にあった」“百条委員会”の報告書 個別の責任は言及避ける

2023年03月15日(水)

地域

静岡県熱海市で起きた土石流災害をめぐり、市議会の調査特別委員会によって市の対応についてまとめた調査報告書が15日に公表されました。報告書では「市の対応が最善になる余地は十分にあった」と市の責任を指摘しています。

熱海市の土石流災害について市議会のいわゆる百条委員会は、盛り土の現旧所有者への証人尋問などのべ39人から話を聴き市の対応について調査してきました。

議決された調査報告書は、市の問題点として、盛り土造成の届け出に空欄が残る状態で受理した点や、崩落防止対策を求める「措置命令」を見送った点などを挙げました。

その上で「市の対応がより最善になる余地は十分にあった」として市の責任を指摘しています。

熱海市議会 調査特別委員会・稲村 千尋 委員長:
県と市は連携をして、盛り土の条例違反についてはもっと厳しい姿勢で業者側にはっきり言うべきだったと思っています

熱海市・斉藤 栄 市長:
最終的な責任の所在につきましては、今後 司法の場で明らかになっていくものと考えております

一方で報告書は、裁判や捜査が続いていることから個別の責任については言及を避けています。

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