清水エスパルス・秋葉監督 「ホームでの声援を力に」リーグ戦の連敗脱出へ

2023年05月26日(金)

地域芸能・スポーツ

清水エスパルス・秋葉忠宏監督

サッカーJ2・清水エスパルスは28日のリーグ第18節にツエーゲン金沢と対戦する。24日のルヴァン杯で湘南ベルマーレに競り勝ったものの、リーグ戦では、首位のFC町田ゼルビアに敗れ現在2連敗中だ。秋葉監督は「自分が想像したより良いチームになっている」と選手たちを評価したうえで、次節は「フットボールの本質が問われる試合になる。サポーターの声援を力にして、勝利したい」と意気込んだ。

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―ルヴァン杯で湘南戦に勝利、収穫は。

清水エスパルス・秋葉 忠宏 監督(以下、秋葉監督):
いままで出られないメンバーで勝ったことは大きい。これからハイレベルなチーム内の戦いが始まる。選択肢が増えて、コーチ・メディカルとミーティングするが、次に向けてどういう選手起用が勝つ確率を上げるのか考えたいと思う

―4-3-3にした理由は。

秋葉監督:
今の戦力で面白いシステムだと考えていた。練習で試す時間がなく、ルヴァン杯の実践で試してみた。厳しい試合をして勝ち点まで取ってくれて、選択肢の広がる非常に実りのある結果となった。選手の自信にもなったと思う。3-5-2も試したいという考えもあった。自分が水戸時代もいろいろやっていた。4-4-2でも可変して対応することもあり、そうしたことに適合しないといけない時代。何か1つしかできない選手は、時代遅れで試合には出られない。選手はインテリジェンスを高めて欲しい。

―同点に追いつかれた後、サンタナとセフンの同時投入は「攻撃」のメッセージか。

秋葉監督:
本当は2対1の局面で出したかったが、通訳する時間もあってあのタイミングに。改善したいと思う。だが、自分からの「攻撃」というメッセージはあったし、二人同時のインパクトは大きいだろうとも思った。ラフな長いボールでもうまくやってくれるだろうし、相手にとっては嫌なものだったと思う。

―金沢戦で勝負のカギは。

秋葉監督:
球際や走力、1対1などフットボールの本質を問われる試合になると思っている。清水はホームで、選手たちもテンションが高く、たくさん来てくれるサポーター・ファミリーが後押ししてくれるので、そのアドバンテージを使って勝ちたい。ドリブル、ワンツー、マークを外すことなどが大事になる。3人目で長い距離を走ることも有効。ルヴァン杯で連敗は止まったが、リーグ戦は2連敗中、そんなに甘いものではない。プロ同士のゲームなのでちょっとした差が勝負を決める。より多くのゴールを期待されているものの、まずは1点のリードを考えて「超アグレッシブ」に戦いたい。

―最近は乾選手がボールを触る回数が多く、受ける場所も広いように感じるが。

秋葉監督:
「戦術=乾」だから(笑)。乾には具体的な指示よりは、「自由にやれ」と伝えている。その方が、相手の嫌なところを見つけてきてくれるし、相手に読まれない利点がある。彼の持つ技術やスキル、感性を生かしてプレーするよう指示している。かわす技術も素晴らしいので、相手も捕まえづらいだろうと思う。「次何してくれるんだろう?」とほかの選手含めて楽しみにしている。自分が想像するよりいいチームになっていると思う。みんな「サッカー観」は違う。自分が教えているのは6割、残りは選手の「感性」なので、そういったものが勝敗を分けると思う。自分の想像の域を越えるチームになってほしい。

―金沢は前からくるチーム。

秋葉監督:
前から来てくれる方がありがたい。J2で清水のチーム力は抜けていると思うが、今後は我々の良さを消してくるチームが増えると思う。藤枝MYFCやいわきFCも、次は同じやり方をしてくるとは思えない。だからそれを凌駕するような力を見せられるようにしたい。これまで柳下監督との試合はいつも良いゲームになってきた。フットボールの本質で勝負する監督、負けないようにしたい。

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