【清水エスパルス】アウェーは直近3試合いずれも複数失点の完封負け 後半戦序盤に悪い流れを断ち切れるか

2024年06月23日(日)

地域芸能・スポーツ

清水エスパルス・秋葉忠宏 監督

サッカー・J2の清水エスパルスは第20節を消化した時点で暫定首位にこそ立っているものの、消化試合が1試合少ない長崎との勝ち点差は3、さらに3位・横浜FCとの勝ち点差も3と、得失点差も加味すれば結果次第では1試合で“まくられる”状況となっている。

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今季の清水エスパルスはいまだホームで無敗を堅持している。

一方でアウェーに目を向けると、6勝4敗と勝ち越してこそいるものの、直近3試合は3連敗だ。

4連勝で臨んだ第16節の横浜FC戦で敗れると、そこからホームで勝って、アウェーで負けるという試合を繰り返している。

さらに、この間のアウェーでの敗戦はいずれも複数失点した上で完封負けと、今後のシーズン終盤に向けた“しびれる”展開を考えれば得失点差という意味でも非常に痛い。

エスパルスにいま何が起きているのか?

ただ、現時点でなぜアウェーで負けるのかという問いに対する明確な答えは見つかっておらず、指揮官も「それがわかったら対策している」と心情を吐露する。

また、キャプテンの北川に話を聞いても「ホームもアウェーも同じ気持ちで入れている」と言うし、副将の山原も「ホームとアウェーで戦い方の違いは自分にはない」と断言。

とすれば、やはり相手のモチベーションの高さに“やられた”と見るのが妥当かもしれない。

今季のエスパルスは第9節で首位に浮上すると、その後11節にわたってその座を守っている。

当然、他のチームからは“倒すべき存在”とみなされ、モチベーションも高くなる。集中して守り、カウンターに一気に力を注ぐ。失点を喫した場面を振り返ってみると、特に愛媛戦での1点目と3点目は敵ながらすばらしいキレと精度の高さを誇るプレーだった。

次節の秋田戦は再びアウェー開催。相手の戦術であるキック・アンド・ラッシュに対抗する戦い方が求めれる一方、グラウンドはエスパルスに不利なボールが転がりにくい、デコボコなピッチだろう。

それでも、これまで自分たちがやってきたことを振り返り、エスパルスの強みだった“超アグレッシブ”を忘れてしまっては、道は拓けない。

今週の練習では、ゴール前のアプローチの正確さやロングボールに対する守備面の連携に時間を割いた。次節負ければ今季初の連敗となる上、前述の通り首位陥落の危機。さらにアウェーでの連敗も4となってしまう。

J1昇格、そしてJ2制覇という目標の達成に向けてチームを連勝基調に戻すことが出来るのか…アウェーでの“苦しみ”から脱却すべくみちのくでの一戦に臨む。

秋葉監督「山あり谷ありは当たり前」

-愛媛戦を振り返って

清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
先週は愛媛のいいところが出た。我々が悪かったのではなく、相手のいいタイミングでゴールを沈められた。3点目は特にファインゴールだった。そうなる前に我々もチャンスが何度もあった。そういう時に仕留められないと、こうした難しいゲームになるなと。

ただ、消極的になって亀のように守るつもりはない。より速く、より寄せて、より視野を広げて、より読みを効かせながら、球際に強くボールを奪いに行きたいと思う。

-アウェーで3連敗となった

清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
アウェーで成績が振るわない理由、正直それがわかっていたらこのようになっていない。何かまだ気づけていないところがあるかもしれない。

ただ、一方で神経質になりすぎるのはよくない。もう一度、自分たちが勝ちを積み上げてきたこと、やってきたことを見失わないことが重要。迷子になって自分たちの良かったことを消してしまうのではなくて、自分たちの強みを思い出して、どういう風にやってきたか全員がフォーカスして強度・練度を高めたい。

-ホーム・アウェイで何が違うのか

清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
我々よりは相手が違う。我々のホームにはサポーターを含めすばらしくよい環境はある。

一方、アウェーでは芝のコンディションの悪さや水をまかない整備のやり方、エスパルス戦になると観客が増えたり、様々相手に有利なことがある。

また、“エスパルスに一泡吹かせてやろう”という意気込みで戦えるし、“勝ち点1でもいい”というモチベーションもある。

2回り目は相手にとってチャレンジしやすい環境になっていると思う。そういったところにケアをしながら、“我々がどうするのか”、“よりホームに近い状態にできるのか”、そうしたことにフォーカスしたい。

-J1昇格という目標への思い

清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
アウェー3連敗は結果として出ている。順風満帆な人生もあるが、人は風邪をひくし、ケガをすることもある。そういった不幸な時期をどれだけ短く過ごせるのか、どうやって復活するのかといったことが重要になる。

山あり谷ありは当たり前で、チャンピオンになるための当然の苦しみ。これを全員で乗り越えるから価値がある。勝ち続ける癖をつけて、自分たちから崩れない。こういう時こそフットボーラーとしての価値を問われている。立ち居振る舞いやメンタリティーを整えて臨みたい。これを乗り越えるからこそ優勝の喜びがあると思っている。

-6月19日の練習後に、権田選手が選手全員に「お互いに要求し合うことが大事」と異例の話をしていた

清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
すばらしいこと。そうした選手がたくさん出てきてほしい。選手内からの指摘は効力や重みが違う。選手同士で声掛けがある非常にありがたいこと。これで結束力が上がると思う。

ワンファミリーとなって、たとえ嫌な面があることでも、お互いに要求し合い本当の家族といえるように。若い選手も

-秋田戦に向けての意気込み

清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
こういう時だからサポーターの力が必要。ワンファミリーである。こういった困難を乗り切るために一体感を持って勝ち続けていきたい。応援をよろしくお願いしたい。

北川主将「下を向く必要はない」

清水エスパルス・北川航也 主将

-愛媛戦も含め、アウェーでの敗戦が増えていることについて

清水エスパルス・北川航也 主将:
結果は見ての通り。前半早い時間帯に失点するとああいう難しいゲームになるし、それがアウェーで勝てていない1つの要因。

気を付けていた中での失点であり、ただ、その後チャンスがあったのに点が獲れなかった。決め切るか決めないかが結果を大きく変えた。直さなければならない点だし、そのあとの失点も改善しなければいけないところ。

自分はホームでもアウェーでも同じ流れで試合に入れている。相手は首位に挑む点で、気持ちの上で高まっている。ただ、我々もアウェーでも6勝しているので悪い結果ではない。直近のアウェー戦が悪い流れになっているだけで、下を向く必要はないと思っている。

チームの雰囲気は最年長、経験ある選手が引っ張ってくれていることでよくなっている。自分は自分のことで精一杯。チームのことをあまり見られなかった。チームが勝つために日頃のサッカーやそれ以外でも気を付けなければならないことが多い。そうしたことにベテランの選手が気を配ってくれることが心強い。

サッカーは得点をしなければ勝てないスポーツ、0点では引き分けになるだけ。得点を常に狙わなければならないし、このチームは攻撃的なチームであり自信を持って戦うべき。

前回の秋田とはロースコアだったので、難しい試合になるしアウェーでもある。ある程度の変化を含めて、自分たちのやりたいことをやり、相手の変化にも順応しないといけない。この1週間のトレーニングでしっかり準備したい。

山原副将は失点の仕方に課題意識

清水エスパルス・山原怜音 副将

-ホームとアウェーの違いは

清水エスパルス・山原怜音 副将:
ホームとアウェーで戦い方の違いは自分にはない。チーム内での原因はわからない。自分も仲間も100%準備できて試合に臨んでいるし、これといった原因はわからないが、自分たちの思い以上に、相手がパワーもってやってきていると思う。

失点してしまうと難しくなるし、そうなった時の自分たちの得点数が少ないことはチームとして問題かもしれない。アウェーの負けはすべて複数失点で、0対1のケースはない。逆転を目指さなければいけないが2点目以降を獲られてしまうのが問題。

(第1節の)熊本戦は1失点で耐えられた。自分たちの持っている何倍かの力で挑んでくるチームとどう戦うか。そこが課題だと思う。

タンキ選手「自分のできることは…」

清水エスパルス・ドウグラス タンキ選手

-今季初の先発出場が期待されているが?

清水エスパルス・ドウグラス タンキ選手:
誰を使うかは秋葉監督しかわからない。チャンスが来て、出る機会があればベストを尽くして仲間と協力したい。

秋田について相手の諸事情を見ると、タイトなプレーをして空中戦で競り合いを仕掛けてくるだろう。その意味では自分のように体が大きくフィジカルの強い選手が有利になる。エスパルスのスタメンになる選手は全員戦う準備ができている。出た選手は必死に勝ち点3を獲りに行き、実際に獲れるものだと思っている。

先発か、途中出場か、いずれにしても出られる試合はうれしい限り。自分がエスパルスに獲ってもらった理由はJ1に上がることの実現で、頑張って自分のできることはしたいし、自分のできることは尽くしたいし、勝ち点3と優勝は欲しいものの1つ。

チームに来て苦労したことは特になく、エスパルスのスタッフや仲間が面倒を見てくれて不自由することはなかった。パフォーマンスも早い段階で上がった。これからも貢献したい。

静岡に来てよかった。ちょっとずつ遊びに行っている。ただ、まだ全部を回ったわけではない。娘もこの街を気に入っているので、またいろいろなところを探してみたい。

日本の夏の暑さについては、どんな季節でも選手は対応しなければいけない。日本では新潟の経験が自分にはあるし、かつて経験したドバイほど暑くないだろうから心配はしていない。

(テレビ静岡 報道部スポーツ班・外岡哲)

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