【福島・現地リポート】「必要な場所に助けがない」ボランティアに地域の偏り

2019年11月15日(金)

暮らし・生活

被災した人たちの暮らし。杉村記者は豪雨の被害を受けた直後の10月27日から5日間、福島を取材しましたが相馬市ではボランティアがいないことが大きな課題になっていました。

杉村祐太朗記者 「相馬駅周辺です。こちらではゴミが水の勢いでフェンスを突き破り、あちらに見えます線路の下にたまってしまっています」

一帯が浸水したJR相馬駅の周辺。路上には災害ゴミが散乱していました。

飲食店店主 「私の腰かふとももくらいまで水は入ってきました」

この飲食店は床上1メートルまで浸水。店先にはイスや棚、電化製品などが置かれていました。

飲食店店主 「もう唖然としてどこから手をつけていいか。もう先の見通しがないです。もう最初からそろえなきゃダメでしょ」

こちらの家は台風と豪雨で2度に渡り浸水。

高齢夫婦で暮らしているため片づけや掃除が進まず疲労もピークに達していました。

住民 「うちは2人子供が遠いもんだから、なかなか休みでないと来られないし。ちょっとどうしていいかわからないね、2人でできないからね」

杉村祐太朗記者 「こちらでは川から流れ出た流木が近くのお墓を覆い、お墓が荒れてしまっています」

墓地には台風で氾濫した宇多川から流れ込んだ泥や流木が残り、放置されたままになっていました。

蒼龍寺・田中俊幸副住職 「ここまで被害が大きかったのは初めてです。仏様もあのままになってしまっては私も顔向けができませんので、一刻も早く以前の状態に戻したいという気持ちでおります」

しかし人手が足りず作業は滞っていました。

◆ボランティアに地域の偏り
相馬市では、取材中ボランティアの姿をほとんど見かけませんでした。
しかし、福島県の社会福祉協議会によりますと11月4日までに福島県内ではのべ1万4000人のボランティアが活動していました。
どういうことかと言いますとボランティアの数に地域で偏りがあるということです。

1万4000人のうち約3分の1が本宮市で活動しています。
本宮市は阿武隈川が氾濫し大規模な浸水被害を受け、その様子が連日全国で報道されていました。
さらに交通の便も良いことがボランティアが集まった要因とされています。

一方、相馬市は報じられる機会が少なく被害の実態も伝わりにくかったためボランティアが集まりにくかったと見られます。

最近はホームページやSNSなどで随時情報発信を行うボランティアセンターも増えてきています。これらを活用して「必要な場所に助けがない」ということがないようにしていくことも重要です。

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