目指すは東京五輪 熱海に生まれ沼津で育つ セーリング・高橋レナード選手

2019年12月02日(月)

地域芸能・スポーツ

東京五輪の出場権をかけたセーリングの世界選手権が、11月29日ニュージーランドで開幕しました。中でも“海のF1”と言われる花形種目で五輪を目指すのが、静岡県出身の高橋レナード選手です。セーリング界期待の20歳を取材しました。

バスケットボールの八村塁選手、ラグビー・松島幸太郎選手など、国際結婚の両親を持つアスリートの活躍が目立つ中、ある静岡県出身選手もブレイクの時を待っています。

セーリング日本代表、通称“日の丸セーラーズ”の高橋レナード選手(20)
日本人の母と、ニュージーランド人の父を持つアスリートです。

◆「海のF1」セーリング49er級
セーリングとは、帆船で海面に浮かぶブイを回り着順を競う競技。潮の流れや風、波など自然条件を読んで、最大限のスピードを出せるかが勝負です。

中でも、海のF1と言われる花形種目“49er(フォーティーナイナー)”が彼の主戦場。2人乗りで、平均時速20キロメートル以上のハイスピードを出します。
全長4.9メートルのボートは、海との接地面積が小さいためコントロールが難しく、この“海の暴れ馬”をどう乗りこなすか、高い技術が求められます。

高橋レナード選手
「けっこう攻めるセーリングをやるので、楽しいレースを見せるかもしれません」

◆熱海で生まれ、沼津で育つ
母の故郷である熱海市で生まれ、7歳まで沼津市で育ったレナード選手。海まで5分の海岸近くで幼少期を過ごし、富士山を見ながら成長してきました。

その後ニュージーランドに移住し、元プロセーラーの父の影響でセーリングを始めましたが、世界の海で戦う今でも、静岡の海を忘れた事はありません。

高橋選手
「(沼津では)海の隣で毎日走ったり、トレーニングをしたので良い思い出。毎日富士山が見えてきれいでした。みんなのために東京五輪で頑張りたいと思います」

目指すは来年の東京五輪、その選考レースが12月3日に始まります。
身長192センチ、体重85キロと海外選手にも引けを取らない体格、そしてセーリング強豪国ニュージーランドで学んだ技術で、夢実現に向けて励んできました。

◆コーチも静岡県にゆかりが
より高みを目指す上でコーチの存在も欠かせません。

山田寛コーチ
「(相手ボートと並走して)走っているけど、ある場面で高さが取れなくなって、(相手に)張り付いて逃げているだけ…」

指導するのがコーチの山田寛さん。実は学生時代、湖西市に住んでいて、浜名湖でセーリングを始めた元日本代表選手。巡りあわせで、静岡にルーツを持つ2人が東京を目指しています。

山田コーチ
「大胆なパフォーマンス、性格も大胆。それでいて良い動きを出す。日本のセーリング界を背負っていかなければいけない存在」

世界の海を転戦しながら力を磨いてきたレナード!去年はW杯シリーズで日本人初の決勝で10位。最終レースは5位と大舞台で輝きを放ちました。

静岡の海で育った少年は、いまや世界の海で戦う青年に。高橋レナード選手、五輪出場をかけた海へ、いざ出航です。

永井俊樹アナウンサー 「五輪はどんな舞台?」
高橋選手 「子供のころから夢でしたね。日本代表として、静岡、沼津の代表としてみんなのために東京五輪で頑張りたい」

◆東京五輪・セーリングの選考
選考レースとなる世界選手権は11月29日ニュージーランドで開幕し、レナード選手の「49er級」は12月3日から予選が始まります。32ヵ国91組、日本からは2組が参加します。上位19ヵ国以上、かつ日本人上位に入れば東京五輪が決まります。

12月4日 追記
高橋選手は世界選手権前の大会でろっ骨などを骨折し、3日から始まった大会を辞退しました。来年2月の世界選手権で、東京オリンピックの代表入りラストチャンスにかけます。

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