阪神淡路大震災から30年 静岡県内でも図上訓練や給水訓練 聴覚特別支援学校の子供たちは列車で被災した際の対応学ぶ

2025年01月17日(金)

地域暮らし・生活

10万棟以上が倒壊し、6434人が犠牲となった阪神淡路大震災から1月17日で30年です。この日に合わせ静岡県内でも各地で図上訓練や給水訓練などが行われ、いざという時の備えを確認しました。

午前5時46分。

兵庫県神戸市をはじめとする被災した各地では地震が起きた時間にあわせて黙とうがささげられ、深い祈りに包まれました。

こうした中、静岡県庁で行われたのが図上訓練です。

鈴木櫻子 記者:
発災から24時間が経ち、各市町の被害状況が明らかになってきています。参加者たちはどの地域にどんな支援が必要か確認しながら物資の輸送先などを決めていきます

県内で最大震度7が観測され沿岸部が大津波に襲われたとの想定のもと、国や自治体などとの連携を確認しました。

静岡県・鈴木康友 知事:
我々にも必ず南海トラフ巨大地震は襲ってくるので、しっかり教訓を生かして対応しなければいけない

また、三島市では地震で県内全域が断水したことを想定した応急給水訓練が行われ、県や市の職員が調整池のバルブにホースをつないで給水車に水を送るまでを実践しました。

県水道企画課・小南嘉宏 課長:
水道事業者として危機感を持ちながら、迅速に対応できるよう事前に準備できるところは進めていきたい

一方、浜松市で聴覚特別支援学校に通う子供たちが学んだのは、列車に乗っている際に地震が起きた場合の対応です。

この中で、混乱した状況においては車内アナウンスが聞き取りづらくなる可能性もあることから、携帯電話を使用して情報を収集するよう呼びかけられました。

さらに、体育館のステージを列車に見立て線路へと飛び降りて避難する流れを確認したほか、自力で降りられない子供を手助けする方法も教わります。

生徒:
(地震発生時は)動揺すると思うが、落ち着いて車掌さんの言うことを聞きたい

いつ来るかわからない南海トラフ巨大地震。

日頃の訓練や備えがいざという時に命を守ることにつながります。

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