避難生活用“エアシェルター”を初使用 原発事故の避難訓練 静岡

2020年01月29日(水)

地域

浜岡原子力発電所で事故が起きたことを想定した訓練が29日行われました。

大型シェルターも活用し、住民たちの安全な避難手順を確認します。

訓練は原発で放射性物質が漏れたことを想定して、静岡県などが毎年行っています。

市職員 「中で受付を行います。安定ヨウ素剤の配布も行いますので」

島田市では、原発から22キロほど離れた中河地区の住民が公民館に集まり、安定ヨウ素剤に見たてたアメを口に含み、被ばくを防ぐために配られたレインコートを着ました。

そしてバスに乗り込むと、新東名のサービスエリアに設置された検査場へ向かいます。

杉村祐太朗記者 「避難民を乗せたバスがいま検査場に到着しました。これから被ばく状況をチェックしていきます」

検査員 「左右前輪、汚染ありです」

検査場では「ガンマ・ポール」と呼ばれる機器の間を通り抜けることで、車の放射線量やナンバーを読み取り検査証明書を発行します。

「はい、じゃあ次はお顔のほう失礼させて頂きますそのままで」

放射線量が基準値を超えた住民や車には除染作業が行われました。

県の避難計画では、原発事故が起きたら避難が必要な住民は約94万人。訓練は順調そうに見えましたが参加者からは…。

男性参加者 「時間がかかりました。これで安心できるかなって感じた」

女性 「本当にあったら怖いと思います。高齢の方もいるからこんなスムーズにはいかないと思う」

原発のある御前崎市では初めての試みも。

若山悠介記者 「今回、訓練で初めて使用されるエアシェルター、放射線を防ぐものです。いまから膨らませて住民を中に避難させます。・・・今シェルターに空気が入りました。勢いよく膨らんでいきます」

訓練に使われた公民館などでは、建物自体に放射線対策が行われておらず、エアシェルターは御前崎市と牧之原市の8ヵ所に設置されています。

空気を入れ始めて10分、140人が入ることができるエアシェルターが完成しました。

住民たちはライトやトイレの設置、食糧の運び入れなどを行います。

遠方への避難が難しい人や避難経路が危険な場合、一時的にここで避難生活を送らなければなりませんが、不安の声も。

住民 「何をやっていいのかというのが、前もって聞いていない」

別の住民 「ちょっと暑いですね。夏場だったらどうなるんだろう。エアコンがほしいという感じ」

御前崎市によりますと、エアシェルターを膨らませ設備を整えるのに、最低10人必要で、災害時には住民の力が重要です。

県危機管理部・加藤晃一部長代理 「何回も訓練をして慣れていくというのが、スムーズな対応になりますので、今後、市と話してということになりますが、訓練を重ねていきたい」

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