消防・ごみ処理・斎場 費用負担で市と町が対立 どうなる市民サービス 静岡県御殿場市・小山町

2020年01月30日(木)

地域

お隣同士の自治体が対立です。

御殿場市と小山町。
富士山のふもとで隣り合う2つの市町が今、ゴミ処理場や消防など共同で運営している市民サービスの費用負担をめぐって、対立しています。

新年度が迫る中、果たして解決するのでしょうか。

市民の生命を守る消防に・・・ゴミ処理施設・・・そして斎場。
どれも市民生活になくてはならない行政サービスですが・・・

若林洋平御殿場市長
「もう残念としか言いようがないというか、もう広域行政組合を理解していないとしか言いようがないと、私思っています。正直言って」

29日、カメラを前に憤りをあらわにした御殿場市の若林市長。

原因はお隣、小山町と消防やゴミ処理施設などを共同で運営する、広域行政組合の費用負担をめぐる対立です。

人口割合が8対2の御殿場市と小山町。

広域行政組合の現在の負担割合は、御殿場市が約21億2000万円に対し、小山町は約5億4000万円。

8対2の割合です。

これに対し、ゴミ処理場や斎場し尿処理施設といった、いわゆる迷惑施設が立地する御殿場市は、住民に負担をかけていることから、小山町に約1億3000万円の増額を要請。負担割合は7.5対2.5になります。

これに対して、小山町は増額は認められないと主張。

小山町の池谷晴一町長は、現状でも小山町民が1人あたり5000円多く負担していると指摘しています。

小山町・池谷晴一町長
「ひとつの団体だから公共団体ですから。9万対2万じゃないんですよ。11万人ですから、11万人の負担は基本的に一緒じゃないとおかしいじゃないですか」

一方で、御殿場市は8:2の負担割合は、5年前まで小山町にゴミ処理施設があったからで、施設がなくなった現在は変えるべきだと主張しています。

御殿場市・若林市長
「ましてや隣同士でね、オリンピックも控えて今一番大事な時じゃないですか。なかなか、町と市の信頼関係は無理じゃないですか、これ正直」

平行線をたどる両者、一致していることは、4月以降の住民の生活に影響が出ないように協議の場を持つということだけです。

御殿場と小山の対立は、協議の経緯についても両者の認識違いがあり、対立が深まる理由となっています。

こちらは2017年に御殿場市と小山町が負担割合について決めた合意書です。

書かれた割合をもとに計算すると負担割合は8:2ということになります。

しかし御殿場市は、小山町に増額してほしいということで、去年9月から協議をしてきました。

協議の中では、小山町は「合意書通りに」と主張し、折り合いがつきません。

そして今月14日、広域行政組合の新年度予算を査定する場で、御殿場市は、割合の見直しを改めて提案、小山町側は発言をしないまま会議が終了しました。

そこで反対意見がなかったので、御殿場市は小山町が承諾したものとして、修正した予算案を小山町に提示します。

しかし20日、小山町は予算案に押印せず突き返す、という結果になりました。

14日の査定で小山町が黙っていた理由は「負担割合を話す場ではないので」とのことでした。

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