速やかに派遣・初動対応 航空自衛隊・浜松救難隊

2020年05月09日(土)

話題

去年の台風19号の際には、航空自衛隊浜松基地から長野県へ救助部隊が派遣されました。浜松救難隊。空からいち早く救助に向かう隊員隊たちが感じたこと、そして救助される私たちにできることを聞きました。

◆台風19号で長野に派遣

長野放送 山岸賢一記者「こちらは千曲川をわたる別所線の橋です。堤防が崩れ橋が川に落ちています」

去年10月、日本列島を襲った台風19号。

死者行方不明者は102人。

3000棟以上の家屋が全壊し、浸水被害は3万1000棟近くに上りました。

この過酷な現場で、警察や消防とともに救助にあたったのが・・・自衛隊です。

孤立した宮城県丸森町で救助にあった時の映像です。

90代の女性とその夫を、別の避難先へ送る任務。

道路も陥没し、歩くのも危険な場所では・・・

救難員「じゃあこっちいきますね。じゃあおばあちゃんおんぶかだっこするから」
女性「いやいやいい」

救難員「危ないからね」
女性「気を付けて歩くから」

救難員「大丈夫大丈夫。行きますよ」
女性「重いよ~」

救難員「全然平気。大丈夫?怖くない?」
女性「すいませんね~」

救難員「そのためにちゃんと準備してるから」

精神的にも肉体的にも疲れた相手を気遣うことを忘れません。

◆航空自衛隊・浜松救難隊

航空自衛隊浜松基地。
華麗なアクロバット飛行を行うブルーインパルス発祥の地で、普段はパイロットの養成を行っているこの基地にも救難隊があります。

加治屋秀昭基地司令 「特性のひとつでもあります迅速性、例えば行方不明者の捜索救助。そういったものに航空機あるいは人員を速やかに派遣をして、必要な初動対応を行うと」

浜松救難隊は、長野県千曲川の流域で救助活動を行いました。

浜松救難隊 岡本純一操縦士 「千曲川流域での災害の情報が入ったのが朝方でして、最初はどこで救助活動やったらいいのかもわからないような状況、かつ遠隔地ですので無線等も通じない状況でしたので、自分で判断してやっていくところ」

◆下からの合図と携行品の準備を

過酷な状況での活動。

隊員は全力で救助にあたりますが、救助される側の私たちにも知っておいてほしいことがありました。

岡本操縦士 「今回の千曲川のような現場では、空から下を見ていますので、人を見つけるというのもなかなか難しい。下からなんらかの合図ですね、大きく手を振っていただくとか、あとは目立ちやすいものを振っていただくとかすれば見つけやすいのかなとは思います」

浜松救難隊 佐田宝救難員 「(救助される人は)助けてもらいたいというのもあるがこれはどうしても持っていきたいというものがあると思う。デイバック一つくらいなら問題ないのかなと。逆に何もない状態で避難所へ行っても本人も困ると思いますので、必要最低限、これとこれがあれば数日間はなんとか耐えれるかなというものを普段から準備しといていただくのがいいのかなと」

そして心がけているのは、不安に駆られる要救助者に、安心感を与えることです。

佐田救難員 「1分1秒を争って救助はするんですが、やはり素人の方相手ですので焦らすようなこともできませんので、自分達がまず現場に行って、一番最初に行って大事なのは『僕らがきたから安全ですよ』といったところで安心していただくというのが一番大事なことなのかなと」

災害現場だけでなく、武装地帯での救助などを想定して行われる日々の訓練。

毎回訓練の後にはブリーフィングいわゆる「反省会」も行って救助の技術に磨きをかけます。

救難員 「若干、下のケーブルを突っ張ってしまいがちなとこがあったので、できるだけ直上にキープできるよう細かい誘導を意識したい」

機長「じゃあそこは次回以降に生かしてもらえたら」

隊員たちの日々の努力を知ると、私たち自身、一人一人が日ごろの備えをきちんとしておかなければならないと感じさせられます。

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