「感染拡大には盲点も…」浜松医療センター緊急会見 質疑応答

2021年03月07日(日)

地域

Q7日に浜松市の発表では医療従事者2人と患者17人。このうち医療従事者2人と患者15人が今回初めて確認された病棟か?

浜松医療センター・海野直樹院長:その通り

Q入院前に陰性だということだったが?

浜松医療センター・海野直樹院長:正確には入院3日前までにPCR検査を行う。今回陽性となった1人が、3日以内のいつやったのかは正確には言えないが、3日以内にPCR検査やり陰性ということで病棟に入り、金曜日に手術し土曜日に陽性が判明したという経緯。

PCR検査が正しかったとすれば、入ってすぐ感染してしまったのかなと考えている。

Q外科病棟に感染者が出たのはこの人が外からか、もしくはこれまでの病棟から入ってきたのか?

浜松医療センター・海野直樹院長:感染者が外から偽陰性で持ち込んだと考えにくい。たった1日で十数人に波及することはまず考えづらく、接点もそれほどない。それよりも患者が病棟で感染してしまい手術したと考えている。

Q広がっている要因として考えられるものは?

浜松医療センター・海野直樹院長:はっきりしたことは申し上げられないが、非常に感染力が強いという印象を受けている。

大部屋4人の中で1人感染者が出ると、残りの3人を検査する。その時は陰性でも、必ずと言っていいほど数日懸けて陽性化する。

一斉スクリーニング懸けて陰性と確認できるのはその瞬間だけ。スクリーニング検査翌日に陽性となるのは何例もある。入院する前に後も平均3回目で陽性となった。中には4回以上の検査でようやく陽性となった人もいる。

外科系の病棟で一気に陽性となったが、陰性となっている患者も二十数人いる。

果たして今後も陽性になってこないかはしばらく経過を最低2週間見なければ決して安心できない。その病棟もイエローゾーンとして、新規患者入れるのは停止している。

Q感染対策院内でしていたと思うが要素として考えうるものは?

浜松医療センター・矢野邦夫 院長補佐:このウイルスは目鼻口の粘膜からしか侵入しない。皮膚から吸収されることはない。粘膜っからの進入さえ防げば感染しないはず。そのためにマスクをして手指衛生をする。これで防げるはずだが、感染したということはこれができなかった疑念があったことになる。

そこが盲点であり、そこを正せば感染を防げるのではないかと考える。

【3つの盲点】

・患者が使用していた布マスクとウレタンマスク
入院患者、職員 ほぼ全員がマスクをしていたが、入院患者の中には布マスクであったり、ウレタンのマスクであったりしていた。

何回も洗っていると、緩んできて顔とマスクの間に隙間ができてしまう。そこでせきをすると飛まつが飛び散る。布マスクを何度も使い、ウイルスが蓄積され、そのマスクを触った手で顔を触ってしまう。

患者さんに、布マスクやウレタンマスクを使用してもらっていたことが1つ目の盲点。

そのため、布マスクやウレタンマスクを使用禁止にして、不織布マスクを配布して使ってもらっている。

ただ、認知症の患者などマスクをしてもらうのが困難な場合もある。その方たちのケアには、マスクのほかにアイシールドをして対応している。

・共通のトイレ使用前後の手洗い
頻繁に消毒をしても、消毒直後に感染者が触り他の人が触ったら感染してしまうこともある。

認知症や高齢者の入院患者の中にはてすりをもってようやく立ち上がれる人もおり、手洗いしてもらっていたができない人もいる。大事なのはウイルスを持ち込ませないことなので、フロア間を防火シャッターで遮り、移動を遮断したが、潜伏期間中に使用された可能性がある。

・無症状の陽性患者が検査でいない
発症の1日前にウイルスを出しているとされているため、検査で捕まえることできると思っていた。

しかし無症状の間はずっと陰性で、症状がでたときに陽性となった。

これはかなり衝撃的だった。

無症状の感染者にも検査すれば出ると思っていた

いまは症状が出た入院患者を徹底的に検査するよう戦略を変えた。

職員の感染者の中には花粉症だと思っていたという人がおり、入院患者も無症状といってもよくみると食欲が落ちていたとか腰が痛かったというなんらかの変化が見られた。

「なんとなくのどが痛いが、あした検査するからいい」と思われてしまうと、1日遅れてしまい、結果的に広げてしまうことにもなる。

症状が少しでもある人には積極的に検査をする。

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